スバルショップ三河安城の最新情報。スバルに栄冠。レヴォーグが2017年BTCCタイトルを獲得!!| 2017年10月8日更新

 
VIZIV PERFORMANCE CONCEPT
photo by BTCC
スバル、栄冠に輝く。BTCCタイトル獲得!!
 
2017年10月8日 英国でレヴォーグが躍動、ドライバーズチャンピオンに。
 

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スバル、久しぶりの戴冠。参戦2年目で、BTCCタイトルを獲得!!

日本から遥か彼方、モーターレーシングの聖地であるイギリス。彼の国で歴史と伝統を誇るツーリングカー選手権BTCCで、スバルが遂に栄冠を獲得しました。今シーズン、MGより移籍した新進気鋭のアシュリー・サットンがドライバーズタイトルを獲得したのです。

TeamBMRが開発したレヴォーグは中盤戦以降一気にペースを上げて、絶対的優勢と思われたBMW勢を凌駕。中盤4ラウンドで、1位4回、2位3回、3位1回と抜群の強さを発揮。終盤戦が混戦模様となったことで、サットンは優勢をキープ。昨年でスバルを去ったコリン・ターキントンを上回って、見事タイトル獲得に至りました。

 

史上初めて成功したツーリングワゴンのレーシングカー。

これまでも、珍妙なツーリングワゴンのレーシングカーが登場しては消えていきました。その多くは、マーケティング上の理由でした。

中でも印象深いのは、TWRが1994年のBTCCに投入したボルボ850エステートです。かつて、その速さからフライングブリック(空飛ぶレンガ)と呼ばれた、240ターボの再現を狙ったもの。ところが、当時のBTCCは10メーカーがワークス参戦(!!)という超激戦状態。TWRと言えども、当然ながらワゴンではムリだったらしく、翌年からはセダンが投入されることになります。

これまた珍妙なのが、シムスが1996年のJTCCにエントリーしたインプレッサワゴンでしょう。4WDではルール状不利なため、FRにコンバート。エンジンは、なぜかEJ18をベースに仕立てた2.0LNAエンジン。どうして、セダンじゃダメだったのか?まったく存在理由が不明なまま、絶望的にスピード不足のこのマシン。終始テールエンダーで役目を終えることになります。BTCCレヴォーグの先祖と言うべきか、スバルの黒歴史と言うべきか。悩むところです。

 

歴史と伝統を誇る、世界最古のツーリングカー選手権。

ツーリングカー選手権は、ファミリーカーたるセダンやハッチバックで争われるレースカテゴリーの一つです。大衆からは縁遠い高価なスポーツカーではなく、一般大衆にも親しみ深いファミリーカーをベースとするため、世界各地で安定した人気を誇っています。

ツーリングカー選手権は、クラッシュ上等の熾烈なバトルが魅力です。幅寄せ、押出し、道連れと、兎に角何でもあり。レース距離が短い超スプリントレースであるのと、マシン自体が比較的安価かつ重大事故になりにくいのが、その理由です。

中でも、BTCC(英国ツーリングカー選手権)は世界最古の歴史を持つ偉大なるレースシリーズです。最高潮に達したのは、1990年代。世界各地から9メーカーがワークス参戦し、元F1ドライバーが参戦するという、世界選手権まがいのレースが行われました。当然、そんな栄華は長続きするはずもなく、21世紀に入る頃には国内選手権らしいスタンスに戻っています。

 

何しろ楽しい、BTCC。これぞ、モータースポーツの原点。

BTCC LEVORG 2017 BTCC LEVORG 2017
photo by BTCC

F1は、退屈。そう言われて久しい、昨今。これ程予想がつかないレースが行われるのは、世界広しと言えども、BTCCくらいでしょう。

何しろ、予選でさえ25台が1秒以内にひしめく大激戦。それが、決勝でガツガツぶつかりながらの大混戦となるのです。スタートでは、多重クラッシュは当たり前。しかも、1ラウンドに3回のレースがあり、3レース目はトップ10を逆順にしてのスタート。楽しくないはず無い。それが、BTCCの魅力です。

現在のBTCCは過当競争を防止するため、緻密かつ慎重なコストマネージメントのもとで運営されています。純粋なワークスチームはなく、各コンストラクターがメーカーの支援を受けつつ、独自のマシンを開発して参戦しています。

 

突如発表された、レヴォーグの参戦。

BTCC LEVORG 2016
photo by BTCC

2015年シーズンにパサートCCで参戦していたTeamBMRはVWとの関係終了を受けて、新たにスバルUKの支援で参戦する事を発表します。誰しもが予期しない、突然の参戦発表でした。より規模の大きなBMWやホンダ等に対して、スバルでチャレンジできるのか大いに疑問でした。何より、正気を疑ったのは、ベース車両がレヴォーグだったからです。

この時点で、このプロジェクトが実を結ぶと考える者は少なかったでしょう。どうせワゴンじゃどうにもならず、1年でインプレッサにスイッチされるに違いないと。

2016年シーズンのキックオフである、プレシーズンテストは製作が間に合わず欠席。しかし、TeamBMRは本気でした。開幕戦には、きっちり4台を間に合わせたのです。ところが、ここからが本当の苦難の始まりでした。第1ラウンドで前途多難な大苦戦。第2ラウンドでは出火事故に見舞われてしまいます。続く第3ラウンドはエンジンの見直しを図るべく、欠場。鳴り物入りで登場したレヴォーグでしたが、完全に期待ハズレ。誰しもが、レヴォーグの将来を諦めていました。

 

突如、快進撃を開始するレヴォーグ。

長いインターバルを挟んで中盤戦に突入した、2016年のBTCC。面目躍如、一気に快進撃を開始したのが、レヴォーグでした。

第4ラウンド第1レース。いきなり、コリン・ターキントンがポールtoウィン。ジェイソン・プラトも3位表彰台を獲得します。ここから、21レースでターキントンは5勝。表彰台の常連となった2台のレヴォーグは、シリーズランキングでも一気に急上昇。最終戦まで、ランキング争いに踏みとどまる大健闘となります。

史上初めて、ツーリングワゴンのレーシングカーが成功を収めた瞬間でした。空力的には若干有利ながら、コンパクトなシビックやBMWと比べると、明らかに不利なレヴォーグの大柄なボディ。その不利を跳ね除ける、見事な活躍でした。

BTCC LEVORG 2016 Turkington BTCC LEVORG 2016 Turkington
photo by BTCC
 

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