スバルショップ三河安城の最新情報。ERCにWRX STIの4ドアモデルが参戦| 2014年3月20日更新

 

JRMレーシング、WRXを擁してERCに参戦。

GVFがERCに参戦 JRMレーシングSTIとジョイント
photo by JRM-Group

英国のJRMレーシングは、STIとのパートナーシップに基いて、新たにグループN車両でERC(ヨーロッパラリー選手権)に参戦することを発表しました。ベース車両は「GVF」。つまり、5ドアではなく4ドアセダン、しかも「旧型」です。JRMレーシングによれば、セダンボディの採用によってエアロダイナミクス、トラクション、バランスを向上させることができると主張しています。

現在のラリーカーの主役はVW「Polo」やフォード「フィエスタ」など、インプレッサよりも一回り小さいクルマ達。ただでさえ大柄なインプレッサですから、ミリ単位でラインをコントロールするラリードライバーにとって、165mmも長いセダンボディは悩みの種になりそう。

スバルのラリー活動といえば、プロドライブが思い浮かぶところ。しかし、プロドライブは「Mini」のプログラムを継続中であるため、JRMレーシングに白羽の矢が立ったものと推察されます。今回は、ターマックラリー(舗装路のみ)に限定しての参戦とのことですが、WRCでの実績が少ないJRMレーシングの能力も含めて、今後の活躍が注目されます。

2014年4月18日追補ドライバーにベテランのマーク・ヒギンスの起用が決定。ターマックラリーのベルギー、チェコ、スイスの3戦への参戦が予定されている。ヒギンスは、97年、05年、06年のイギリスラリー選手権チャンピオン。実力あるベテランドライバーの起用により、今後の動向が注目されます。

ラリープロジェクトは一気に窮地へ。

2014年スバルは、JRMレーシングを通じてERCへR4マシンでの参戦を開始。WRC復帰への前哨戦として、今後の活躍が期待されていました。

が、ここへ来て状況は一気に暗転。FIAは、2015年以降総合タイトルの対象をR5とS2000のみとすることを決定しました。ERCのエントリーの主流は既にR5とS2000にあり、戦闘力に差のあるR4では上位入賞が難しくなってきた現状を考慮したものと思われます。

「WRX」が大型化し、「ランエボ」がその歴史に終止符を打ったことを考えれば、既にベース車がほとんど存在しないR4よりも、R5やS2000の方が可能性の高いカテゴリーであるのは間違いありません。プジョー、シトロエン、フォード、Mini、シュコダなど戦闘力の高いR5、S2000マシンが数を増やし、これらのUSEDマシンが充分に流通するようになれば、もうR4にテコ入れする必要はありません。そう考えれば、FIAの判断は妥当だと言えるでしょう。

R5クラスのベース車としては、GP型「インプレッサ」や「WRX STI」は明らかにサイズオーバーであり、ラリーカーのビジネスとして成功が見込めません。結果として、スバルはERCでの活動を今季限りで停止することになるのでしょうか。

先だって補足された次世代プラットフォームを採用する次期「インプレッサ」のテストカーがさらなる大型化を暗示している今、WRCへの復帰の可能性は一段と低くなったと考えるべきかもしれません。

>>RALLY+.NET

文責:スバルショップ三河安城和泉店 営業:余語

 
 

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