インプレッサ/クロストレックに特別仕様車登場。 [2025年03月14日更新]

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2025年は、スバルにとって勝負の年となる。
2025年3月13日と言えば、ディーラーは年末商戦を終え、一息付いた頃。スバルは、このタイミングで全4モデルの特別仕様車を発表しています。恐らく、その目的は春先のゲンナリ感解消。現行フォレスターの注文受付が17日で終了するのを前に、ピリッと需要喚起を図るという作戦でしょう。
スバルにとって、2025年は勝負の年。クロストレックに搭載し昨年発表したS:HEVは、評判も上々。これを主力とする次期フォレスターの発表も控えています。その一方、トランプ政権は同盟国日本に対し自動車関税25%を通告。幸い、スバルは生産拠点を米国国内のみとするものの、現地生産分は1/3に過ぎず、その影響は必至。しかし、ケイレツを主体に小規模なサプライチェーンを群馬で育ててきたスバルにとって、米国に於ける現地生産枠の拡大は容易いハナシではありません。
まぁ、日本を含めた世界のOEMはどれも、米国市場を「ドル箱」として、「やりたい放題」やってきた訳で、米国保守強硬派がこれを快く思わないのも当然でしょう。もし、同じことを日本でやられたら、ぺんぺん草も生えなくなるはず。バイアメリカン法しかり、米国で稼ぐなら米国に金を落とせ、というのは甚だ常軌を逸した主張ではないのやも知れません。
スバルは、2030年までに8車種のBEV投入を公表しており、それらのうち幾つかは完全自製とする計画にて一途邁進中。しかし、その開発費は莫大で、その原資を得るためにも主戦場たる米国販売の拡大は欠かせません。未来への道筋を確かなものにするためにも、トランプ2.0をどう乗り切るのか。スバルには厳しい1年となるでしょう。
インプレッサに、ブラックコーディネートのSTを追加設定。


今回新たに発表したのは、インプレッサ/クロストレックの特別仕様車2モデル。インプレッサはST Smart Editionをベースに、内外装のブラック化を図った「ST Black Selection」で、クロストレックは特別色採用の期間限定車「Limited Sun Blaze Edition」です。
ST Black Selectionは、望外に好評を得たベースグレードSTをベースに、e-BOXERモデル同等の装備を追加したSmart Editionの仕様変更モデル。スバルではお馴染みとなった、ブラック化レシピが適用された特別仕様車です。
【ベース車「ST」に対する「ST Black Selection」の特別装備】
<エクステリア>
・LEDリヤフォグランプ(AWD車はベース車に標準装備)
・サイドシルスポイラー(ブラック塗装)※
・ドアミラー(ブラック塗装)※
・ブラック塗装加飾付フロントフォグランプカバー※
・ルーフスポイラー(ブラック塗装、LEDハイマウントストップランプ内蔵)※
・17インチアルミホイール(ダークメタリック塗装)
<インテリア>
・アルミパッド付スポーツペダル(アクセル、ブレーキ、フットレスト)
・ドアミラースイッチ シルバー塗装
・パワーウインドゥスイッチ メッキ加飾付
・フロアコンソールリッド(シルバーステッチ)
・ブラックルーフ&ピラートリム※
<機能・装備>
・リバース連動ドアミラー+ドアミラーメモリー&オート格納機能
・ナビゲーション機能
・6スピーカー(フロント4+リヤ2)
・自動防眩ルームミラー
・運転席10ウェイ&助手席8ウェイパワーシート
・アクセスキー対応運転席シートポジションメモリー機能
・運転席シート自動後退機能
・ステアリングヒーター&フロントシートヒーター
・後席USB電源(Type-A 1口、Type-C 1口)
・LEDリヤゲートランプ
・フルLEDハイ&ロービームランプ
・アレイ式アダプティブドライビングビーム
・LEDフロントフォグランプ
・コーナリングランプ&ステアリング連動ヘッドランプ
・緊急時プリクラッシュステアリング
・スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)/エマージェンシーレーンキープアシスト
※は、Smart Editionに対する特別装備。
価格は、Smart Edition比+1.5万円。メーカーオプションで、FWDとAWDを選択可能です。なお、ボディカラーはモノトーン・4色のみの設定。目新しいのは、サイドシルスポイラーをブラック塗装としたこと。これが少々腰高に見えるスタイリングにプラス効果なのか、はたまたマイナスか。こちらは、現物を見てみないと何とも言えません。
クロストレックに限定色登場、Limited Sun Blaze Editionは5月19日まで。


クロストレックに新登場するのは、サンブレイズ・パールを採用する期間限定の特別仕様車。注意したいのは、この特別仕様車はS:HEVではないこと。そう、「Limited Sun Blaze Edition」は従来のe-BOXERを搭載するモデルなのです。
【ベース車「Limited」に対する「Limited Sun Blaze Edition」の特別装備】
・ボディカラー:サンブレイズ・パール
・本革シート(グレー、オレンジステッチ)
・インパネ加飾パネル(カーボン調ブレイズガンメタリック塗装)
・インパネセンターリング加飾(ブレイズガンメタリック塗装)
・シフトパネルリング加飾(ブレイズガンメタリック塗装)
・本革巻シフトレバー(ブレイズガンメタリック加飾)
・シフトブーツ(オレンジステッチ)
・ドアトリム グレー表皮巻(オレンジステッチ、カーボン調ブレイズガンメタリック加飾)
・センターコンソールリッド(グレー、オレンジステッチ)
・ナビゲーション機能
・ルーフレール*1
価格は、ベースモデルの同一装備車と同額。メーカーオプションは、ルーフレールとFWD/AWDの選択のみ。こちらで注意すべきは、3月13日〜5月19日の期間限定販売であること。もちろん、抽選でも先着順でもありませんから、焦る必要はありません。
サンブレイズ・パールは、現行インプレッサ登場時にカタログカラーとなった新しいボディカラーで、深く濃い目かつ赤みの強いオレンジパールです。米国仕様でも、Wildernessに特別色として設定されたカラーです。
Sun Blaze Editionのポイントは、1にも2にもボディカラー。レアさは、文句なしに抜群。価格も同じですから、損はありません。ただ、如何せんオレンジですから、通常では下取り時にプラス査定にはなりません。では、逆にプレミアが付く可能性はあるのでしょうか?ん〜、これも望み薄でしょう。なぜって、兄弟車のインプレッサでは「通常色」ですから。
かつて、シャア専用オーリスなるクルマがありました。しかし、シャアの乗機は真紅。それとすると、こちらは濃いめのオレンジ。シャア専用と言うには、強弁が過ぎるというもの。となると、強いて言えばZガンダムのマラサイか。さぁ、あなたはジェリドですか?それとも、カクリコンを選びますか?私は、カクリコン一択です。
2025年3月 SUBARU IMPREZA/CROSSTREK 特別仕様車




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