オレたちのスバルが向かう道。 [2017年09月04日更新]
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こんなのは、スバルじゃない!
スバルファンの口コミには、大きな力があります。「知人がスバル好きで、熱心に勧められた」という購入動機は、結構スタンダード。ファンの方に熱心にご説得頂いたお陰で、ご購入を決断する方が多いのです。スバルがそんなファンの力を期待するのなら、「ファンが勧めたくなるスバル」であり続けねばなりません。しかし、ファンの思い描くスバル像はそれぞれ異なります。
醤油ラーメンが評判の店主が、トレンドに合わせた新作ラーメンを作ったら「お宅のラーメンは醤油だ。コレはお宅のラーメンじゃない。」とファンに言われたらどう思うでしょう。「俺の作ったらラーメンが、ウチのラーメンなのに・・・仕方ないか。」そう思って変化を躊躇すれば、間違いなく時代の波にとり残されるでしょう。
スバルは、ファンの期待には応えねばなりませんが、ファンに束縛されていては、時代の変化に置いていかれるのも事実です。アイサイトもまた、通過点に過ぎません。15年後のスバルもまた、商売そっちのけで、新たな技術に全力で取り組んでいることでしょう。それは、EVかも知れませんし、超軽量構造かも知れません。でも、それこそが、スバルの真の姿なのです。
ファンを失ったメーカーに訪れる結末とは。
かつて、日産とホンダには数多のファンがいました。ところが、ファンの束縛が余りにもきつかったため、彼らは敢えてファンと距離を置きました。短期的に経営状態は危険水域からは脱した一方で、ファンを失ったためにブランド価値は大きく損なわれました。販売の主力は、低価格帯に集中。利益率は大幅に悪化しています。今日に至っても彼らのブランド戦略は迷走。未だに定まっていません。それは、彼らの経営リスクに直結しています。
今後、自動車産業には大きな荒波が待ち構えています。その荒波の先にある自動車の姿に確信を持っている者は、誰もいません。動力源の変化、自己保有率の推移、自動運転技術等が、自動車の有り様を大きく変化させていくでしょう。
それは、勝者だけが生き残る世知辛い未来かも知れませんし、多様かつ個性的なブランドが存続できるハッピーな未来かも知れません。訪れる未来が前者ならば、自動車はもう興味の対象では無くなっていることでしょう。クルマ好きならば、ハッピーな未来がくることを願うばかりです。
スバルを嫌いにならないで下さい。スバルは永遠に不滅です。
今後、時代の変化に沿うようにスバルの姿も変わっていきます。その一方で、スバルは現在の強い経営状態を維持するには、付加価値を保証するファンの期待に応えな続けねばなりません。でも、ファンに迎合するようなスバルは、スバルではありません。
私たちスバルファンは、どんな時代が来ても、技術一直線に突き進むスバルの姿を応援し続けるのが責務なのでしょうか。いいえ、できることなら、クルマが憧れであり続けるように自動車文化全体を深めていきましょう。それが、スバルが生き残る道を作ることに繋がるのですから。
これからも、変わり続けるスバルをどうか嫌いにならないで下さい。ファンがいる限り、スバルは永遠に不滅です。