スバルに栄冠。レヴォーグが2017年BTCCタイトルを獲得!! [2017年10月08日更新]
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ターキントンが奇跡の勝利で、一気に6pt差に詰め寄る。
最終ラウンド、ブランズハッチ。PPはジャック・ゴフのシビックTypeR。サットンのレヴォーグは3番手ながら、75kgものウェイトを搭載してのスタート。一方の、ターキントンは大ピンチの17番手。コースコンディションはセミウェットと、波乱が予想されます。第1レース、スタート。1コーナーで早速、ゴフがクラッシュ。ターキントンは、後続に飲み込まれる厳しい展開です。一方の、サットンはイングラムにかわされるも3位をキープして、そのままチェッカー。12位に沈んだターキントンに対し、24ptとリードを広げます。
第2レース、スタート。3番手グリッドのサットンはいきなり3つ順位を落として6番手。12台が数珠つなぎとなる展開で、最後方にいるのがターキントン。ここから、ターキントンが奇跡の追撃を開始します。サットンはペースが上がらず、次第に順位を落としていきます。7週目、ターキントンは7番手に浮上し、前を行くサットンに激しくチャージします。8週目に入った所で、サットンにグリーンに押し出されつつも、これをパス。この後、2台の間隙は次第に開いていきます。
ターキントンは、残り4周で4位。諦める訳にはいかないターキントンは、さらに激しく先行車を攻め立てます。残り4周、1コーナーの進入で2位浮上。続く、13周目の1コーナーでもファットのAクラスを軽いプッシングで、パス。12番手スタートから、遂にトップに立ちます。レースは、そのままチェッカー。
ターキントンは奇跡的な勝利によって、遂に6pt差にまで詰め寄ります。
アシュリー・サットンが、若干23歳で初タイトル獲得!!
第3レースはBTCCの真骨頂と言うべき大波乱のレースとなります。雨雲がどんよりと重くサーキットに垂れ込め、雨粒が路面に叩きつける最悪のコンディション。路面コンディションは、スタートを危ぶまれる程の危険なヘビーレイン。
第2レースで優勝し、6pt差に肉薄したターキントンは10番手スタート。対する、アシュリー・サットンはペースが上がらず12位でのゴールとなったため、ターキントンの真後ろに陣取ります。ワンミス、ワンプッシュで、一気に順位が下るBTCCですから、6pt差など無いも同然です。
スタートは混乱もなく、全車慎重な滑り出し。フォーメーションラップと見紛うばかりのスローペースで、オープニングラップを終えます。サットンは、慎重に4台をかわして8番手、BMWのターキントンはジャック・ゴフのシビックを1コーナーでパスして6番手に浮上します。
タイトル争いをリードするサットンは、ターキントンをマークすればOK。対するターキントンは、1台でも多くパスして前に出ねばなりません。百戦錬磨のターキントンに対し、サットンは初タイトルを目指しているとは思えないほど落ち着いたレース運びを見せていきます。この焦りが、ターキントンを奈落の底に突き落とすのです。
2周目、4番手争いのトム・イングラムのアベンシスとマット・ジャクソンのフォーカスがバンパーtoバンパー。イングラムが軽いプッシングでジャクソンに並びかけると、フォーカスはスリッピーなコンディションで挙動を乱して軽くコースオフ。フラフラとコースに戻った先、そこに居たのはターキントンのBMWでした。ジャクソンの左フロントが、ターキントンの右リヤにヒット。軽い接触に見えたものの、そのダメージは深刻でした。
ヨロヨロと、ピットに戻るターキントン。この瞬間、2017年のBTCCドライバーズタイトルはアシュリー・サットンで決します。残る15周、サットンはゴフを視界に捉えつつ3位に浮上。そのままチェッカーを受け、23歳の若さでのBTCCタイトルを初めて獲得となったのです。
サーキットレースでの国内選手権タイトル獲得は初?
スバルは、常にラリーをメインフィールドとしてきました。華々しい活躍を演じたWRCでの姿は、人々の脳裏に深く刻み込まれています。それから、既に20年。最早、スバルの伝説は過去のものとなりました。
2017年、スバルUKが支援するTeamBMRは、レヴォーグで見事にBTCCタイトルを獲得しました。参戦たった2年目での、見事な戴冠です。爽やかなブルー基調のツーリングワゴンは、歴戦のツーリングカーを相手に大活躍を演じました。その姿は、BTCCを観戦するすべての人々の脳裏に深く刻み込まれたことでしょう。
かつて、コリン・マクレー、リチャード・バーンズという2人のイギリス人ワールドチャンピオンが、インプレッサを駆って栄冠を獲得しました。イギリスでは、スバルは特別なブランドなのです。今は低迷するスバルの欧州販売ですが、浮上するキッカケが掴めたはずです。来シーズンの活躍にも、ぜひ期待しましょう。