クルマ選びガイド。覚えておきたい、絶対に損する10の条件。 [2019年11月04日更新]
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絶対に損する条件8:高いクルマを無理に買う。
勇気ある買い物!男気ここにあり!なんて、呑気な場合ではありません。無理するのは、絶対に止めましょう。
クルマには維持費が掛かります。もっとも問題になるのが、任意保険です。高いクルマは、車両保険も当然高額。趣味性の強いクルマは、もっと高額です。そこで、車両保険を自損事故も保証する「一般車両」から、「車対車」にランクダウンする事もできます。でも、その賭けは今や危険です。
近年、ヘッドランプユニットの高機能化が急速に進んでいます。ちょっと前なら、1個1~2万円程度だったのが、今や10万円を軽くオーバー。フォグランプまでLEDとあれば、それも数万円。つまり、10年前なら数万円で済んだものが、チョットした事故でも修理費用は簡単に20万円を越えてしまうのです。
スーパーで駐車場に戻ったら、「!!!!」なんて時。車対車の車両保険は、相手車両を特定しないと使えません。ドラレコにナンバーが映っていればラッキーですが、側面だけでは。。。駄目です。
今や、車両保険は一般車両がマスト。それに、弁護士特約、日常賠償も加えるのがオススメ。しかし、ギリギリの財政状況で購入したとあらば、それは不可能。生活のリスクが、知らず知らずのうちに危険領域に入ってる、なんて事になるのです。
古いクルマも、注意が必要です。中古車価格は高額でも、保険評価額は「ゼロ円」という場合があります。そうした場合、もらい事故でも、修理費用は一切貰えません。保険会社は「全損ですね。」と言って、オシマイです。対物賠償とは、相手方のその時点での損害額を保障するもの。保険評価額がゼロなら、補償額もゼロ、という仕組みです。事故相手が、対物超過特約に加入している場合もあるでしょうが、それを使うには相手側の承認が必要です。相手の虫の居所が悪ければ、丸損にもなりかねません。
ローンや残価設定の場合は、尚更注意が必要です。支払いを止めてしまうと、個人信用に「バツ」が付きます。住まいを購入するのは不可能になるでしょう。クルマを購入する際は、不測の事態も想定して、余裕あるプランを考えるのがオススメです。
絶対に損する条件9:ヤリ手営業マンから購入する。
この営業マンは、きっとヤリ手だな。と思うことがあります。注意して下さい。あなたは、クルマ選びに失敗するかもしれません。
本当に優れた自動車営業マンとは、お客様の人生プランやライフスタイルを調べ、それに最も相応しいクルマをオススメする人物のことです。そうした営業マンは、ヤリ手には見えないはずです。
なぜなら、一見見当違いとも思える質問をしてくるからです。お爺さんやお婆さんはお元気ですか?同居ですか?通院はどうなさっていますか?ご実家にはクルマで帰りますか?長距離ドライブはお好きですか?今のおクルマには小傷が多いですが、誰が擦ったのですか?お子さんは部活に入っていますか?送り迎えはどうしていますか?などなど、聞きたいことがたくさんあるはずです。
それは、あなたが選ぼうとしているクルマが、本当にマッチしているかを確かめるための質問です。マッチしていなければ、違うクルマを勧めることもあるでしょう。時間をたっぷり使って、あなたと色々ことに興味を持つはずです。それは、長いお付き合いをしたいからのこと。
ヤリ手の営業マンは、無駄な時間は絶対に使いません。邪念が入らぬように、即断即決を求めてきます。そうした営業マンにとっては、成績こそが全てであり、あなたにそのクルマがマッチしているかなぞ、どーでもイイ事なのです。
特に、大規模中古車店には注意しましょう。一応、お店を訪れる前に、エゴサーチをしておく事をオススメします。ベンチャー企業は、強い成果報酬制ですから、仕入れ価格が安い個体を、強引に買わせてくる場合があるのです。
では、ヤリ手かどうか調べるには、どうしたら良いのでしょう?それには、長話がベストです。特に、購入遍歴なんて最高です。ヤリ手営業マンは、タイムイズマネー。スグに買いそうに無いお客なぞ、お客と思っていません。ためらいなくパッと話を切ってくる様なら、それはヤリ手営業マン。注意しましょう。
絶対に損する条件10:迷っているからと、購入を延期する。
決断がつかず、購入を先延ばしにする方も多くいらっしゃいます。もちろん、強引に買わせるのは、良くありません。でも、迷いに迷って、それが長引くのもオススメではないのも事実です。
まず、下取り価格が日に日に下がっていきます。300万円のクルマが単純に10年でゼロ円になると仮定すれば、半年で15万円も下取り価格は下がってしまいます。もし、購入予算を同じにするのなら、1グレード下げなくてはなりません。色々思案して、一生懸命価格交渉して、ようやく購入に至るのに、15万円もの大金が消えていくのはベストな判断とは言えないでしょう。
同じ理由で、決算時期を待つのも得策とは言えません。確かに、決算時期に値引きが多くなるメーカーは少なくありません。ただ、その間に下取り価格が下がってしまうのなら、値引きが増えてもその分相殺されるだけです。その上、決算時期は購入者が増えるため、後々点検・車検で予約に困ることになります。ギリギリに予約しようものなら、大変な事態に陥りかねません。
実際には、閑散期と言われる時期でも、営業マンや店舗によっては台数不足を挽回すべく、値引きを増やしている場合もあります。ですから、決算時期がオトクとは一概には言えないのです。
現在乗っているクルマの車検時期も、特に気にする必要はありません。例えば、1年先に車検だとしても、半年先に車検だとしても、車両単体の評価額は年式・走行距離・装備で殆ど決まりますから、目立った違いはないのです。
最新のクルマには、衝突被害軽減ブレーキや運転支援システムなど、運転のリスクを低減する様々な機能が装備されています。購入時期を先延ばしにするのは、リスクが高い時間を伸ばしているのと同じです。
クルマ選びの際は、早い段階から候補を決めておき、事前に情報収集をしておくのがオススメです。そうすれば、決断に要する時間を短縮できますし、購入・出費の心構えもできる、というワケです。