中古車情報:「名車 BRZ tS」入荷!! [2015年09月22日更新]
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幻の名車2013年式「BRZ tS」、今がチャンス。
正確無比、人馬一体。オンザレール。このクルマを表現すると、こんな言葉が脳裏を過ぎります。最高のハンドリングを、最高の乗り心地と共にお届けしたい。それがSTIの願い。その思いを体現した存在、それが「BRZ tS」です。
この度、当店(スバルショップ三河安城和泉店)に中古車として「BRZ tS GT PACKAGE」が入庫しました。外装・内装ともにベストコンディション、ボディカラーはサテンホワイト・パール、ミッションは6MT、走行距離8700km(!!)、しかも高度なセキュリティシステムを設置済みという個体。オリジナルが美しく維持されたその佇まいからは、オーナーの並々ならぬ愛情が感じられます。限定250台という希少価値を考えれば、これほどまでに良好な個体に出会うチャンスは二度とないでしょう。
2015年型「BRZ tS」を逃してしまったスバリストの方は、決してこの機会を逃さないで下さい。
「BRZ tS」に施されたSTIのレシピとは。
「BRZ」は、トヨタ「86」プロジェクトから派生したFRコンパクトスポーツクーペです。フロントミッドに搭載した2L NAボクサーが、シンメトリカルに配されたドライブトレインを介して、リヤタイヤを駆動。ボクサーならではの低重心設計と、コンパクトなボディが、軽快かつコントローラブルなハンドリングを実現。「86」がその名を受け継いでテールハッピーな味付けとされたのに対し、「BRZ」は対照的にスタビリティ重視の味付けとされているのが特徴です。
さて、STIに託された「BRZ」は、どんな化学変化を起こしたのでしょう。2013年8月に誕生したこの「BRZ tS」は、過給器の追加や軽量化などは行われておらず、スペックにも大きな違いは見られないため、一見分かりにくい存在かも知れません。しかし、その走りは完全に別次元。STIは、一体何を「BRZ」に施したのでしょう。では、ここでそのレシピを見てみましょう。
SUBARU「BRZ tS GT PACKAGE」の主要装備
■ 足回り/メカニズム
・ 225/40ZR18 ミシュラン パイロットスーパースポーツ
・ STI製18インチアルミホイール(ブラック塗装)
・ brembo製17インチ対向4ポットフロントベンチレーテッドディスクブレーキ(STI ロゴ入り)
・ brembo製17インチ対向2ポットリヤベンチレーテッドディスクブレーキ(STI ロゴ入り)
・ STI製ピロボールブッシュ・リヤサスリンク(トレーリングリンクフロント側、ラテラルリンクフロント内側&リヤ内側)
・ STI製チューニングフロントストラット&コイルスプリング
・ STI製チューニングリヤダンパー&コイルスプリング
・ STI製フレキシブルタワーバーフロント
・ STI製フレキシブルドロースティフナーフロント
・ STI製大径ドライブシャフト
・ 専用VDC(ビークルダイナミクスコントロール)
・ サウンドクリエータ用専用チューニングフィルター
■ エクステリア
・ STI製ドライカーボンリヤスポイラー(角度 2 段調整式)
・ STI製フロントアンダースポイラー
・ STI製フロントフェンダーガーニッシュ(STI ロゴ入り)
・ 専用STIオーナメント(フロント&リヤ)、専用tSオーナメント(リヤ)
■ インテリア/その他
・ RECARO製バケットタイプフロントシート[アルカンターラ(グレーパンチング)/本革(グレー)、STI ロゴ型押し、グレーステッチ、SRS サイドエアバッグ付]
・ 専用高級本革巻ステアリングホイール(STI オーナメント入り、赤ステッチ)
・ STI製本革巻シフトノブ(MT 車:STI ロゴ入り)/セレクトレバー(AT 車:STI ロゴ入り)
・ 専用スポーツメーター(STI ロゴ入り)
・ 専用メーターバイザー[アルカンターラ(ブラック)、黒ステッチ]
・ カーボン調インパネパネル
・ STI製プッシュエンジンスイッチ(STI ロゴ入り、レッドタイプ)
・ 専用サイドシルプレート(tS ロゴ入り、アルミ製)
・ STI製本革アクセスキーカバー(赤色)
ベストハンドリングマシンと辿り着く、至福の境地。

これだけの専用装備の数々。これらは、もちろんオーナーたるスバリストの満足感を満たすには十分すぎるもの。特に、シックなグレーのRECARO製のシートの感触は特筆モノ。選ばれし者が腰を下ろすそのドライバーズシートから、チェリーレッドのスタートボタンを押したその瞬間、スバリストの心は至福の刹那へ至るのです。ギアを1速に入れ、クラッチをミート。スロットルを踏み込んでいくと、ボクサーサウンドがその色を鮮やかに変えていきます。2速、3速とシフトアップ、ボクサーサウンドのうなり声に包まれつつスピードを増していくと「BRZ tS」の姿が徐々に見えてくるのです。
重みのあるステアリングから感じられるフィーリングは実に穏やかでありつつも、まるで自らの指先であるかのようにタイヤが身近に感じられます。この先、このクルマがどこに向かい、どれだけ余裕があり、何を求めているのかが、色濃く明確に感じられるのです。そのダイレクトかつ正確なフィーリングは、フォーミュラカーのそれ近いレベルに到達しています。驚かされるのは、ピュアスポーツカーのように鮮やかなフィーリングであるにも関わらず、そのレスポンスが程よく穏やかで快適性も実に良好だということ。この驚愕の二面性こそ、STIが理想とするものなのです。スポーティなハンドリングを追求する余り、快適性が犠牲にされるのはよくあることですが、それをSTIは良しとしないのです。
コーナーを目の前にしてブレーキペダルを蹴飛ばすと、リジットなフィーリングと共に強烈なストッピングパワーに襲われます。スロットルを煽りつつシフトダウン。フロントに荷重を乗せてステアリングを切り込んだ瞬間、「BRZ tS」のその真価が明らかになります。STIが手塩にかけて作り上げた、そのコーナリングワークは実に鮮やか。ドライバーの希望通りにヨーが立ち上がるので、クリッピングポイントがこちらに吸い寄せられてくる様にさえ感じられます。横Gを掛けた状態でスロットルを開けていくと、高いスタビリティを維持しつつトラクションがキレイに掛かります。発散しかけたと感じたその瞬間であっても、その挙動はスタビリティに富んでいて、常にコントローラブル。
+100万円という価格アップを考慮すれば、STIは素晴らしい仕事を成し遂げたといえるでしょう。STIは、サスペンション関連部品をより精度の高いオリジナルのそれと置き換えることで、正確なハンドリングと良好な快適性を両立させています。この「BRZ tS」より、絶対的なパフォーマンスに勝るクルマは今や数知れずあるでしょう。その中には、セダンもあれば、SUVもあるかも知れません。しかし、このクルマの価値は数値では表わすべきものではありません。正確無比、人馬一体、オンザレール。STIが、その精魂を掛けて作り上げた、ベストハンドリングマシンの素晴らしさをぜひ味わってみてください。
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