レヴォーグが年次改良を実施。C型へ進化を遂げる。 [2016年04月13日更新]
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「レヴォーグ」がC型へ進化を遂げる。
2013年11月の東京モーターショーで初公開された日本のスバリストのためのツーリングワゴン。それが、レヴォーグです。WRX用に徹底的に補強を加えられたSIシャシーをベースにボディ後半をワゴンボディに仕立て直した結果、スポーツカーに匹敵するアジリティとスタビリティを実現した、屈指のスポーツワゴンです。
スポーツカーのハンドリングと、ワゴンのユーティリティ。そして、世界最高の安全性能。レヴォーグには、クルマの魅力がギュッと詰め込まれています。
4月11日、3年目となるレヴォーグのC型が発表になりました。今回は、このC型の改良ポイントについて詳しく見ていきましょう。
C型の改良ポイント:大掛かりな仕様変更はなし。
スバルはモデルライフについて、5〜6年を基本にしています。そのため大掛かりな仕様変更は、モデルライフの折り返し点となるC→D型の際に行われる場合がほとんどです。昨年11月に実施されたフォレスターのビッグマイナーが、好例です。
よって、今回の年次改良は小規模改良に留まっています。
1.グレードの整理・統合
・STI系、新グレードの追加(カタログモデル)
公式発表・発売前ですので、当Webには記載できません。詳細を知りたい方は店頭までご来店ください。各店舗資料をご用意してお待ちしております。
・2.0GTの廃止
人気が少なかった、2.0Lの標準サス仕様が廃止となります。
・1.6GT-S ProudEditionの廃止
17インチでビルシュタインという通好みのグレードでしたが、今回をもって廃止となります。
・1.6GT ProudEdition、1.6GTへ統合
コチラは、1.6GTへの同等装備仕様を設定することで、廃止となります。
・S-styleのカタログモデル化
ノーマルサスに18インチを組み合わせたこのモデルは継続。カタログモデルとなります。
2.衝突安全性能の向上
・左右席リヤシートベルトプリテンショナー採用
リヤシートベルトにもプリテンショナー機構を採用。前方衝突時の乗員の安全性を向上しています。
・リヤ座面クッション構造の変更
後席乗員の安全性向上のため、座面の前端部に発泡ポリプロピレンを拡大採用。乗り心地を補うべく、衝撃吸収ウレタンを同箇所に採用しています。
・フロントドアにアッパービーム追加
側面衝突時の安全性向上のため、フロントドア内にアッパービームが追加されました。
3.装備品の変更と仕様変更
・1.6GTのエアロキャップ廃止→新デザイン17インチアルミホイール採用
アルミホイールにキャップを被せる仕様だった1.6GTの17インチホイールを廃止。新たに新デザインの17インチアルミホイールが採用されます。ガンメタ塗装と切削光輝を組み合わせた、魅力的なホイールになっています。ホイールデザインは燃費に意外に大きな影響を与えるのですが、この新デザインは軽量化を実現しつつ、燃費を悪化させない仕様となっています。
・GT-Sに新内装色ブライトパールを追加
新色インテリア「ブライトパール」が登場します。パールのような輝きを持ったレザーとブルーステッチが特徴のこの仕様は、上級グレードのGT-S系にのみ設定されます。よって、GT-S系ではメーカーオプションの本革シートをブラックとこのブライトパールの2色から選択することになります。
・1.6GTのアイボリー内装の廃止
1.6GTおよびS-styleでは、本革シートはブラックのみの設定となります。
・パワーウィンドウのオフディレイ時間の延長(30→42sec)
エンジンスイッチをOFFにした後、一定時間パワーウィンドウの操作を可能にするこの機能。その有効時間を12秒延長しています。
・ベンチレーショングリルのダイヤルにホワイトポイント追加
ホワイトポイントの追加によって、ベンチレーショングリルの開閉がひと目で分かるようになります。
4.静粛性の向上
・フロントドアガラスのインナーウェザーストリップを2枚化
フロントドアガラスを内側からシールするインナーウェザーストリップを2枚化。これによって、キャビンへの透過音を削減します。
・リヤクォーターガラスの板厚アップ
静粛性向上のため、ここ1年各モデルで行われているガラスの板厚アップ。レヴォーグでは、リヤクォーターウィンドウの板厚が変更されています。
・カーゴルームトリムへの吸音材追加/カーゴフロアボードのウレタン高密度化
カーゴルーム床下からの透過音を抑制するため、仕様変更が行われています。カーゴルームからの透過音はボディの「剛性感」を大きく損うので、スポーツワゴンでは重要な改善です。
スバルらしいスバル。それがレヴォーグ。
スバルは御存知の通り、「スバル党」「スバリスト」といったヘビーユーザーに長く支えられて来ました。これ程、ユーザーに深く愛される自動車メーカーは世界広しと言えども、余り多くありません。大衆ブランドでは、本当に稀有な存在です。
自らの技術に強いこだわりを持ち、目先の利益に流されない、強固な技術哲学を持っています。そうした姿勢を、もっとも美味しく頂くレシピ。それが、初代レガシィに始まるツーリングワゴンです。実用車としてのユーティリティを備えつつ、スポーツカーに匹敵する性能とハンドリング。そして、最高の安全性能。レヴォーグは、「安心と愉しさ」というスバルをもっとも分かりやすく表現した存在です。
近年、SUVのイメージが先行しつつあるスバルですが、スバルの魅力はその「走り」にあります。ぜひ、レヴォーグをご試乗ください。本当のスバルの愉しさに触れてみてください。