レガシィB4/アウトバックが2017年モデルC型が登場。 [2016年09月18日更新]
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2017年型レガシィ、特別仕様車とともに登場。
B4とアウトバックのシンプルなラインナップで登場した6代目レガシィ。2014年の登場以来、3年目の秋を迎えます。9月8日、10月3日に発売が開始される2017年モデルが発表されました。C型となって新たに登場する、2タイプのレガシィ。その進化の詳細と、同時に発表された2つの特別仕様車の魅力を詳しく見ていきましょう。
アイサイトに「車線中央維持機能」が追加!!半自動運転が可能に!
2014年に初お目見えしたEyeSight ver.3。数々の新機能のうち、もっとも注目されたのが「半」自動運転機能でした。全車速追従クルーズコントロールと、画像認識した車線を自動トレースする「車線中央維持」を併用することで、65km/h以上で半自動運転が可能になったのです。残念なことに、この機能はレヴォーグ/WRX S4では採用されたものの、B4/アウトバックへの採用は見合わされてきました。
レヴォーグ/WRX S4の開発段階では、車線中央維持機能の実装は時期尚早だと考えられていました。ところが、テスト車両に試験的に実装してみると、硬めのシャシーセットアップが幸いしたのか、マッチングがトントン拍子に進んだ結果、発表に間に合ったというのが実情。とても、海外市場がメインとなるレガシィに搭載して機能を確実に実証する余裕は無かったのです。
この車線中央維持機能が、3年を経て新たにレガシィに搭載されました。ハイウェイドライブの疲労を軽減し、運転疲れによる事故を抑制する車線中央維持機能は、皆さんのドライブをより愉しくしてくれることでしょう。
恐ろしいほど良く出来ている、半自動運転。なぜ、スバルはPRしない?したくない!?
時代に先駆けて実装された「半自動運転」機能。小生はレヴォーグで毎日使用していますが、一度も誤動作したことはありません。非常に優れた機能ですが、スバルは一切対外的にPRしていません。なぜなのでしょう?そこには、スバルの安全に対する強い思いが込められています。
自動運転という言葉が独り歩きすると、ドライバーの安全意識の低下を招いてしまいます。スマホをいじったり、居眠りしたり・・・。自動運転装置は、ヒューマンエラーを排除する目的で導入されるシステムです。そのシステムがあるばかりに、安全意識が疎かに
スバルは、売上を倍増するためにEyeSightを作ったのでは無いのです。道路上から交通事故を無くしたい。そのために、スバルは努力を続けてきました。スバルはこの「半自動運転」機能をPRしないのは、そのためなのです。
新たに改善された嬉しい機能の数々。
より、贅沢に。ステアリングヒータを新採用。
今回、C型レガシィB4/アウトバックに新たにステアリングヒータが搭載されました。ステアリング右側にスイッチがあり、これを操作すると10分で38度まで温まり、約30分後にタイマーで自動OFFとなります。
厳冬期、凍るように冷たいステアリングをイヤイヤ触るあの感触。イヤですね。冬の寒さが厳しい地方の方に大変嬉しい機能の追加です。
パワーリヤゲートの動作を改善
Limitedに標準装備されるパワーリヤゲート。この動作が変更されています。
これは、ゲートの誤操作が多かったためと思われます。従来、スイッチ操作をするとゲートが動き出すまでに間がありました。この間に操作し損ねたと思って再操作をしてしまう事例が多かったのです。すると、パワーリヤゲートは開動作を止めてしまいます。あれ?ともう一度、今度は長押しする。そうすると、マニュアルモードとなり動作しません。
今回の変更によって、開動作開始が早まると共に、ゲート全開までの所要時間が1秒短縮されました。これによって誤操作が減って、より使いやすくなるはずです。
シックなオークブラウン・パールが登場。
アウトバックはスバルのラインナップで、もっともカラーバリエーションの多いモデルとなっています。ここにさらに、オークブラウン・パールが追加。タングステン・メタリックよりも色が濃く、晩秋に似合う奥深い味わいのあるブラウンです。アイボリーカラーの本革シートと合わせてみるのも、良いかもしれません。
新たな特別仕様車、アウトバック「X-ADVANCE」が追加。
C型への進化に合わせて、アウトバックにアウトドアギアのイメージをプラスした「X-ADVANCE」が発売となります。X-modeを標準採用し、200mmのロードクリアランスを確保する、本格派のアウトバックだからこそ誕生した、骨太なタフギア感あふれる1台。それが「X-ADVANCE」です。
ボディサイド「OUTBACK」のロゴは、イエローグリーンに変更。ルーフレールとドアミラーはブラックとし、ホイールはガンメタリック塗装に変更されています。シートは、撥水加工の専用品。イエローグリーンをキーカラーとして各部にステッチを施した他、インテリアからメッキパーツを廃止。ラグジュアリー感を薄めて、アクティブライフへの期待感を高めるようなインテリアへ変更が加えられています。
キーカラーであるイエローグリーンとのマッチングを考慮してボディカラーは5色のみと、残念な設定。女性にとって、車選びの一番の楽しみはカラーチョイスなはず。「似合うカラー」をメーカーが指定するのは違和感があります。
小さなお子様がいらっしゃるファミリー層や、アウトドアでガッツリ遊びたい方には嬉しい撥水加工。ジュースや食べ物をこぼしてしまった時でも安心の、X-ADVANCE。ぜひ、ご検討下さい。
B4にも「Sportiva」が登場。タンカラーが鮮やかな、大人の1台。
2015年東京モーターショーに参考出品された「SporVita」は、イタリアンテイストのインテリアを採用したアダルトな雰囲気漂うモデルとして登場しました。その会場にはWRX S4とB4の双方が並べられ、より早く市販に漕ぎ着けたのはWRX S4の方。一足早く、500台限定で販売されています。
参考出品から1年を経過した今秋、満を持して「レガシィB4 SporVita」が発売されます。SporVita独特のカーブキルトが目にも鮮やかな、タンカラーの本革で仕立てられたインテリア。ドアトリム、ステアリング、シフトブーツまで。きめ細やかな仕事ぶりが、B4のプレミアム感をさらに引き立てています。また、エクステリアでも高艶ベロアメッキのSporVita専用メッキパーツが各部に使用されていて、スペシャル感を高めています。
B4は、非常に良く完成されたミドルクラスセダンでありながら、イマイチ決め手に欠ける感がありました。コレだ!というパンチが足りないのです。しかし、このSporVita、すばらしい完成度です。この上質なインテリアがこの価格で手に入れられるならば・・・。ミドルクラスセダンのベストバイ。とさえ、断言できます。