東京オートサロン2017、2つのSTI Sportがデビュー。 [2017年01月14日更新]

最新情報 WRX レヴォーグ インプレッサ
 
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東京オートサロン2017出展
 
2016年12月26日 新たに2つのSTI Sportが誕生。

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文責:スバルショップ三河安城 和泉店

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担当:余語

 

スバル、東京オートサロンへ2017の出展概要を発表。

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12月26日、スバルは2017年1月13日〜15日に千葉県の幕張メッセで開催される「東京オートサロン2017」の出展概要を発表しました。オートサロンでは毎年、STIのコンセプトモデルが出展され、後に市販されるのが定番になっており、スバルファンにとって注目のオートショーのひとつです。

ただ、時折ボツネタになるモデルもあります。2015年はボツネタが多いハズレ年で、「LEVORG S CONCEPT」と「B4 BLITZEN」は両方とも日の目を見ることはありませんでした。「LEVORG S CONCEPT」は「LEVORG STI Sport」が、「B4 BLITZEN」は「B4 Sporvita」が代わりに市販化されています。

2017年は、4つのモデルが新たに登場。そのうち、2モデルがコンセプトモデルです。

 

2つのSTI Sportが登場。

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STI Sportは、レヴォーグに初めて登場したスバルの新たなシリーズモデル。今後、殆どの車種にカタログモデルとして設定する戦略で展開を開始しています。

エンジンはそのままに、サスペンションを専用チューンし、内装を上質に仕立てるのがコンセプト。「感動レベルの質感」や「動的質感」といったキーワードをより忠実かつ濃密に表現するモデルとなっています。レヴォーグでは、ノーマルのGT-Sで少々気になる突き上げ感がまったく解消されており、結果静粛性と上質感が桁違いに向上。STIマジック、ここにあり。そういったモデルに仕上がっています。

新たに登場するのは、「SUBARU BRZ STI Sport CONCEPT」と「SUBARU WRX S4 STI Sport CONCEPT」の2モデル。少々インパクトに欠ける嫌いもありますが、順当なモデル設定だと言えるでしょう。

BRZは2016年にビッグマイナーを実施し、ビジュアルも新たに生まれ変わっています。これまで、2013年と2015年の2回STIのコンプリートモデルの「tS」が限定発売されていますが、「STI Sport」はこれに続くモデルとなります。ただ、STI Sportは台数限定ではないのでユーザーにとっては朗報でしょう。STIの仕立てる甘美かつ上質な乗り味は大変魅力的です。

WRX S4のSTI Sportの公開は、少々不可解です。S4は現在、期間限定で「tS」を販売中。tSよりも明らかにSTI Sportの方がリーズナブルになるはずですし、ダンパーも「DampMaticII」を踏襲するものと思われますから、tSの買い控えに繋がる可能性が考えられます。なぜ、このタイミングでの登場となったのか、疑問を感じざるを得ません。

 

STIチューニングの定番パーツとなりつつある、DampMaticIIの効果は絶大。

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ビルシュタインのDampMaticIIは、ダンパー内の中子の動作によって機械的に減衰特性を変える機構になっています。少振幅では大流量を許容して柔らかいのですが、大振幅では中子が流路を制限して硬く変化します。その変化が機械式のために、違和感がまったくありません。極自然に、動作するのが魅力です。

DampMaticIIの効果は絶大で、レヴォーグ STI Sportでは比較にならない程乗り味が上質に変化しています。工事跡のギャップでも突き上げは皆無で、スタスタと滑らかに路面をいなしていきます。突き上げが少ないため、ガタピシ音もほぼゼロ。静寂に包まれながら、本革特有の香りとともにその乗り味を愉しむことができます。それでいて、ロールやピッチングは最小限に抑えられています。

このDampMaticIIが、2017年にBRZに追加されます。その仕上がりが実に楽しみです。フォレスターやインプレッサ、アウトバックのSTI Sportの登場が待ち遠しいところです。

 

2017年1月14日追記:後期型デザインで登場したWRX S4 STI Sport。

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先んじて北米デトロイトショーにて公開された後期型WRX。国内向けとなるWRX S4 STI Sportも、その後期型デザインをまとっての登場となっています。

ヘッドランプは、後期型フォレスターで初お目見えしたステアリング連動式のロー/ハイ併用のLEDに換装されており、アイラインも鋭角さを増していて、全体にシャープさを感じさせるものとなりました。ディーラーオプションのLEDアクセサリーライナーはインテークダクト上方に移されていますが、フォグランプの位置に変更はありません。

フロントバンパーは、北米2018年モデル同様にエッジが鋭く効いたシャープなデザインとなっていますが、ノーマルモデルとはいくつか相違点があるようです。バンパー下部中央部がボディー同色となっていて、バンパーグリル周囲にブラックメッキの縁取り加飾を新設。グリル枠はボディ同色で、右下にSTIロゴを配置。フロントアンダースポイラーは新形状で、通常の後退角に付け足すようにエッジが飛び出しています。空力的に非常に効果が高いはずですが、ぶつけてしまう事も多そうです。表面は艶ありのブラック塗装仕上となっており、STIモデルをアピールするチェリーレッドのラインが一段と鮮やかです。

リヤに移ると、トランクリッドにCFRP製リップスポイラーが目に付きます。サイド、リヤサイド、リヤには、それぞれアンダースポイラーが装着されています。

公開されたスペックは以下の通りです。

■エンジン系

・形式:FA20

・排気量:1,998cc

・最高出力[ネット]:221kW(300ps)/5600rpm

・最大トルク[ネット]:400N-m(40.8kgf-m)/2000-4800rpm

■サスペンション

・専用チューニングビルシュタインフロントストラット(DampMaticII、倒立式) & STIコイルスプリング

■外装関係

・STI Performanceマフラー、ドリルドディスクローター、STIアンダースポイラー(フロント・サイド・リヤ)、ドライカーボンリヤリップスポイラー、専用バンパーなど

■内装関係

・専用本革シート(ボルドー/カーボン調ブラック)、専用本革ステアリング、STIシフトノブなど

■タイヤ/ホイール

・245/40R18

・黒艶塗装

このS4には、少々不可解な点がいくつかあります。

・ヘッドランプが新型に換装されているのであれば、3つ目のカメラが不要なはず。にも関わらず、存置されている点。

・後期型WRXではエアコン表示が統合されてMFDが大型化されていますが、前期型MFDが装着されている点。

・メータパネルのフォントがアンバーから、ホワイトに変更されている点。

後期型ではレヴォーグと期を同じくして渋滞時自動運転機能を備えた新たなアイサイトを搭載すると考えられますので、飛躍的に増加する表示情報量に対応するため大型化したMFDは必須と想像されます。となると、この車両が搭載するアイサイトは現行のもの。これらを勘案すると、この車両は完全なる後期型ではなく、前期型に搭載可能な後期型パーツを取り付けたものと考えた方が自然でしょう。

では、完全なる後期型日本仕様の公開はいつになるのでしょうか。「S4 tS」が3月12日までの受注となっていますから、この日を以ってC型の生産を終了するものと思われます。バックオーダー分の生産完了には5月末まで掛かると予想されますので、D型の発売は早くても6月頃と予想されます。これらを勘案すると、5月の富士スピードウェイで開催されるSuper-GTでの公開が濃厚だと思われます。

 

DampMticIIを搭載しない?BRZ STI Sport。

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多分に驚きをもったのが、BRZへのSTI Sportの追加です。もちろん市販はその反響次第ですが、発売するとなれば、登場間もない新グレード「GT」の存在が問われることになるでしょう。STI Sportはカタログモデルであり、スバルの商品戦略の中で展開されるグレードです。ですから、既存グレードとキャラクターが被るようなものは、歓迎されません。STI Sportを投入するのであれば、GTの設定は必要なかったように思われます。

公開されたスペックは以下の通りです。

■エンジン系

・型式:FA20

・排気量:1,998cc

・出力:152kW(207ps)/7000rpm

・最大トルク:212N-m(21.6kgf-m)/6400-6800rpm

■サスペンション

・フレキシブルドロースティフナー、フレキシブルVバー

■外装関係

・STI Performanceマフラー、STIアンダースポイラー(フロント・サイド・リヤ)、グロスブラック塗装リヤスポイラー、専用バンパー、マットブラック塗装18インチアルミホイールなど

■内装関係

・専用シート(ボルドー革/ブラックアルカンターラ)、専用本革ステアリング、STIシフトノブなど

BRZのスペックで気になるのは、DampMaticIIの設定がない点です。スタビリティと乗り心地を両立する魔法のようなこのダンパーが無いのは、少々残念です。もちろん、86と共通設計のBRZですから、スバルの他車種とは多分に構造が異なります。それ故、スバル向けのDampMaticIIをそのまま装着するのが不可能なのでしょう。もしかすると、ダンパーはGTと共通のSACHS製なのかも知れません。

 

C型での登場となった、SUBARU LEVORG STI Sport -STI Performance-。

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レヴォーグのカスタマイズモデルは、STI Sportをベースにしての登場です。こちらは、S4と異なり完全にC型仕様での公開となっています。

シートが全面ボルドーの現行品から、座面はブラック仕上げとなったRECAROの試作品に変更されています。わざわざここで公開するからには、D型からこのシートに変更される可能性もあるでしょう。

225/40R19にインチアップされたタイヤやオイルクーラー、ドリルドディスクと4ポッド対向brembo製キャリパーのブレーキは、新装着です。アイサイトを標準装備し複雑に電子制御されるレヴォーグでは、これらの後付は困難で、新車からライン装着とする必要があります。となると、後期型STI Sportではこれらの追加採用もあり得るということでしょう。

ただ、パフォーマンスが上がるとは言っても、1.6Lでさえ400万円に達するSTI Sportの価格が、さらに値上げされるのは販売する立場としては多分に不安です。

■エンジン系

・形式:FA20

・排気量:1,998cc

・出力:221kw(300ps)/5600rpm ※ベース車両

・トルク:400N-m(40.8kgf-m)/2000-4800rpm ※ベース車両

・使用パーツ:STIパフォーマンスフィルター

■排気系

・マフラー:STIエキゾーストキット(マフラー+リヤパイプ)

■伝動系

・ミッション:CVTオイルクーラー

■外装関係

エアロキット名:STIスタイルパッケージ

・使用パーツ:車両と一体開発のフィット感とともに、高速での直進性・走行安定性を高めるエアロパッケージ。

■内装関係

シート:RECARO試作品

■サスペンション

・スプリング :STI

・ブレーキ:brembo製フロント4POT対向ブレーキ(試作品)、STIドリルドディスクローター(フロント&リヤ)

■ホイール:STI製

サイズ(F) 19×8.0J INSET+53mm

サイズ(R) 19×8.0J INSET+53mm

■タイヤ

DUNLOP SP SPORT MAXX 050+

サイズ(F) 225/40R19 93Y

サイズ(R) 225/40R19 93Y

 

初登場のカスタマイズインプレッサ、SUBARU IMPREZA G4 -STI Performance-。

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鮮やかな赤いボディカラーで現れた、新型インプレッサG4。エクステリアはスバルお馴染みのSTIパーツで彩られ、外観は本格派スポーツセダンの様相を呈しています。

新登場は、フレキシブルドロースティフナーとピロボールブッシュリヤサスリンク。ハンドリングをシャープかつコントローラブルにするSTIパーツで仕立てられた新型インプレッサのハンドリングとは、どんなものなのでしょうか。ノーマルから、素晴らしいポテンシャルを有する新型インプレッサですから、早く試してみたいものです。

 

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