スバル、2019年のニュースと四方山話。 [2019年02月27日更新]
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ジュネーブにVIZIV ADRENALINE CONCEPTを展示。
スバルは3月5日、スイスで開催される第89回ジュネーブ国際モーターショーにて、新たなるコンセプトカー「SUBARU VIZIV ADRENALINE CONCEPT」を発表することを公表しました。
このクルマは、ナンとクーペSUV。BMWのX6に始まるクーペSUVは、その必然性に疑問符は付くものの、プレミアムブランドを中心に世界的に広がりを見せています。今後も、メルセデスやアストンマーチン、ポルシェなど、続々と4ドアクーペSUVが登場する予定です。
ただ、今回のVIZIV、ドアは何と2枚!しかし、直近のスバルは、とにかく保守的。リスクの高い2ドアSUVなど、絶対に有り得ません。となると、このコンセプトカーから見るべきものは、大凡デザイン要素に限られるでしょう。繋がるとすれば、数年内にデビューすると想定される「新GLOBAL SUV」。完全なるブランニューモデルとして登場するSUVの予告、と考えるのが自然でしょう。
新GLOBAL SUVは、ボディサイズはXVと同程度で、新開発の1.5Lターボを搭載して、2022年頃?に登場するでしょう。
欧州市場に、2台のe-BOXERを投入。
スバルは、同じジュネーブでe-BOXER搭載の2モデルを発表します。ディーゼル逆風の嵐が峠を越し、徐々に復調しつつある欧州市場。スバルは、すでにボクサーディーゼルの製造・販売を終了していますから、e-BOXERはそのリプレイスと考えられます。
北米に全力を傾倒するスバルですから、欧州市場に新たにe-BOXER搭載車を用意するのは、望み薄でしょう。日本市場と共通のフォレスターとXVが登場するはずです。
e-BOXERは、2.0LNAエンジンにリチウムイオンバッテリによるマイルドハイブリッドシステムを組み合わせたものです。スバルらしく、常時4輪にアシストを掛けられるのが特徴です。フィーリングは極めてスムーズで、レスポンスの良さはピカイチ。タウンユースで威力を発揮するシステムです。中国では「INTELLIGENT BOXER」の名で既に市場投入されており、欧州はそれに続くことになります。
レヴォーグ2.0L仕様を欧州市場に投入。
続いての話題も、欧州から。欧州でのスバルのブランド評価は、相当のものです。しかし、販売網の拡充が進まないためか、思うように販売は伸びていません。テコ入れは、必須です。
そこで、ようやくと言うか、やっとと言うか。。。欧州で発売中のレヴォーグに、FA20DIT仕様が追加されます。
これまで、欧州仕様のレヴォーグは1.6Lのみ。コンベンショナルなこのエンジンでは、WRCのブランドイメージに見合った派手なパフォーマンスは、望むべくもありません。FA20DITの登場によって、物足りなさを感じていた欧州のスバルファンは、ようやく溜飲を下げることになるでしょう。
2019年のスバルモータースポーツ活動。
スバルとSTIは、今年のモータースポーツ活動について発表を行いました。結論から言えば、何も新しいことはなく、東京オートサロンで発表できなかった理由が、イマイチ解せません。
NBRは今年も、WRX STIを擁してSP3Tクラスへ参戦します。ライバル不在にも関わらず、クラス優勝を目指すという「オドロキ」の目標を掲げています。何しろ、昨年は同一クラスのマシンは完全なる「サンデーレーサー」でしたから、完走=クラス優勝というのが実際のトコロ。そんな状況にも関わらず、ワークスとしての必勝宣言です。
SUPER GTも、GT300で必勝宣言をしています。コチラも、相変わらずプライベータカテゴリーでの、ワークス必勝宣言。しかも、勝てない。。。そう、プライベータ相手に負け続けているのです。そんなに勝ちたいのなら、まずは古参のEJ20をどうにかするべきですが、それも無いようです。
スバルは、モータースポーツで何をしたいのでしょうか?モータースポーツというフィールドは、技術力を誇示する場であり、人材育成の場でもあります。しかし、何ら新規開発がないのなら、その双方とも目的を果たすことはできません。中途半端な予算と活動では、先人たちが創り上げた伝説に泥を塗るのも同じです。
オリバー・ソルベルグがSUBARU MOTORSPORT USAに加入。
あのソルベルグが、スバルに帰ってくる!と言っても、息子氏のハナシです。
SUBARU of Americaは、自らのSUBARU MOTORSPORT USAにオリバー・ソルベルグが加入することを発表しました。ソルベルグは往年を彷彿とさせるワークスカラーのWRXを駆って、2019年の米国ラリー選手権にデビッド・ヒギンスと共に参戦します。
父親のペター・ソルベルグは、2003年のWRCチャンピオン。親しみやすいキャラと、その果敢な走りと相まって、日本でも人気を博していました。スバルでタイトルを獲得したドライバーは、コリン・マクレー、リチャード・バーンズ、そしてペター・ソルベルグの3人。既に2人がこの世を去っており、ソルベルグは唯一存命の人物でもあります。
ソルベルグも、プロドライブも、(存命中のマクレーも。。。)ずっとスバルにラブコールを送り続けていました。その期待にスバルが応えることはあるのでしょうか。。。
BTCC、ジェイソン・プラトとセナ・プロクターがトレード!!
一昨年、アシュリー・サットンがレヴォーグでドライバーズタイトルを獲得したBTCC。こちらでは、大きな動きがありました。
参戦初年度から、レヴォーグをドライブし続けてきた、"悪童"ジェイソン・プラトがチームを離脱。ここにトレードする形で加わるのが、期待の新鋭セナ・プロクター。昨年は、ヴォクスホールを駆っていた、成長著しい期待の若手です。
2016年、コリン・ターキントンとジェイソン・プラトがドライブして登場したレヴォーグは、後半戦にポテンシャルを発揮。ターキントンが5勝、プラトが1勝を挙げます。ところが、このシーズン末にターキントンがチームを離脱。新たにMGを駆って速さを見せていた、アシュリー・サットンと契約。この選択が、見事的中。2017年は、サットンがシーズン6勝でドライバーズタイトルを獲得。これに対し、プラトは1勝に留まります。
この辺りから、プラトの走りに陰りが見えるようになります。2018年は、後半戦に巻き返してサットンが6勝して、一矢を報いたものの、ランキングは4位。一方のプラトは、2位表彰台が1回のみで、ランキングは27位と苦戦を強いられたのです。
そして、迎える2019年シーズン。成長著しい2人の若手を揃えるスバル勢は如何なるポテンシャルを発揮するでしょうか。最大のライバルは、同じFRのBMW勢です。例年苦戦する前半戦が大きなカギとなるはずです。今年も、レヴォーグの闘いに大いに期待しましょう!