アウトバックがマイナーチェンジ。D型へ進化! [2023年07月23日更新]

レガシィ アウトバック
 
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アウトバックがマイナーチェンジ。
 
2023年7月20日 新たに特別仕様車Active X Blackが登場。

ニュース ピックアップ [  レガシィ  アウトバック  ]

文責:スバルショップ三河安城 和泉店

お問い合わせ:0566-92-6115

担当:余語

 

国内投入2年目で、速くもマイナーチェンジ。

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2023年7月20日、スバルはレガシィのマイナーチェンジモデルの受注を開始し、その概要を発表しています。マイナーチェンジ!と言っても、姿・形が激変した訳でも、エンジンが換装された訳でもなく、実に話題の少ない「スモール」マイナーチェンジとなっています。

BT型レガシィは、実はもうモデルライフ後半。米国でのデビューは2019年4月ですから、既に4年半を経過済み。そのため、2022年春にはアウトバック・セダンともに、お顔激変のビッグマイナーを実施済み。その一方、日本市場では目新しい気がするのは、国内発売が2021年夏までズレ込んだため。米国で4年半経過、国内では2年経過。このズレもあって、国内向けアウトバックが異例となる、2年目での小規模マイナーチェンジ実施と相成ったのです。

スバルのマイナーチェンジパターンは、次の2つ。1つは、C型→D型のタイミングでのハードウェア、内外装含むビッグマイナー。多くのモデルが、6年のモデルライフの折返しタイミングで、マイナーチェンジを実施しています。もう一つは、C型→D型でハードウェアの仕様変更を行い、D型→E型で内外装を変更。このパターンは、GT型インプレッサ/XVが当てはまります。

BT型レガシィがどちらに当てはまるのかは不明で、現段階ではどちらのパターンもあり得るでしょう。

 

新たに登場した特別仕様車は、撥水仕様のLimited。

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そして、今回のマイナーチェンジを期に、新たに特別仕様車が設定されます。「Limited EX Active X Black」と銘打たれたこの特別仕様車は、簡単に言えばLimitedの撥水仕様。LimitedとX-BREAKのイイとこ取り、という訳です。専用装備は以下のとおりです。

・アルミホイール:スーパーブラックハイラスター仕様(完全オリジナル)

・ルーフレール:ブラック塗装クロスバービルトインタイプ(Limitedの色違い)

・ドアミラー:ブラック塗装(X-BREAKと共通)

・アウターハンドル:ボディ色(X-BREAKと共通)

・フロントグリル:ブラック塗装+ラスターブラック塗装(X-BREAKと共通)

・フォグランプカバー:ブラック塗装加飾付(X-BREAKと共通)

・前後バンパーガード:ブラック塗装(X-BREAKと共通)

・リヤオーナメント:ラスターブラック塗装(X-BREAKと共通)

・シート表皮:撥水性ポリウレタン/ブラック(完全オリジナル)

・インパネ/ドアトリム:ブラック表皮巻シルバーステッチ(完全オリジナル)

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D型での仕様変更は、6点のみ。

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D型レガシィ、つまりアウトバックの仕様変更は次の6点。

・広角単眼カメラ追加

新型クロストレックで話題となった、アイサイトに追加された3つ目の広角単眼カメラ。これは、既存のステレオカメラの視野角拡大と歩行者等の識別能力を改善を目的としたもの。レガシィでは、2022年に北米向けに搭載済み。今回、新たに国内仕様への搭載となりました。

・スマートリヤビューミラー

VN型レヴォーグ等に採用されているスマートリヤビューミラーが、新たにアウトバックで標準装備化されます。ただ、レヴォーグがバックウィンドウ上部室内側にカメラを搭載するのに対し、アウトバックではシャークフィンアンテナに搭載されます。

・シートベンチレーション/クッション長調整機構

Limited EXの本革仕様にのみ、シートベンチレーションとクッション長の調整機構が追加採用されます。夏場は高温になる本革シートでは、シートベンチレーションは必須の装備でしょう。

この他、以下の変更が実施され、装備の充実が図られます。

・新意匠ホイール

・SUBARU STARLINKにリモートエアコンの新機能追加

・インフォテイメントシステム機能改善

加えて、ボディカラーの差し替えが行われています。ブルー・グレー系のストームグレー・メタリックが廃止となり、新たにカシミアゴールド・オパール(有料色)が追加されています。

これら商品改良及び原材料価格の高騰に伴い、今時マイナーチェンジに合わせ価格改定も実施されます。各グレードともに+10万円の価格改定が行われた他、機能追加に伴い本革シートのオプション価格が16万円から22万円に変更されています。

 

以下はアウトバックとは無関係の、ただの愚痴です。

やはり気になるのは、年々年次改良の規模が縮小されていること。スバルは、毎年念を入れた年次改良を繰り返すことで、1つのモデルを育て上げていくことを旨としてきました。年次改良でも、手を抜かない弛まぬ進化。それは、スバルのクルマ哲学であり、スバルの気概の表れでもありました。そして、それこそがスバルの味であり、スバルの伝統でもありました。だからこそ、ファンはスバルに対し、嵩い信頼を寄せてきたのです。

しかし、近年では年次改良では法対応や色の差し替え程度。マイナーチェンジでも内外装のリフレッシュがメインで、エンジントルク特性や足回りの見直しなど、芯のある変更は行われなくなっています。XV→クロストレックへのフルモデルチェンジで、フロントロアアームが共用なのですから、現状は推して知るべしです。

確かに、エンジニアがぐるぐるテストコースを走り回って足回りをバラす。などというのは、現代的には全くの無駄。台上試験やシミュレーションでやれば、コストは1/10で済むのですから。そもそも、年次改良で足回りを変えて、何台販売が増えるのでしょうか?だったら、イイじゃないか。安く済むなら。だって、今や大多数のスバルユーザーは、そこに価値を求めていないのです。

でも、それはダシ取りを止めて、既成品の「本だし」に変えるのも同然。素人は気が付かないでしょうが、自分たちでは理解しているはずです。「手抜き」だと。

 

読まなくて結構です!ただの愚痴ですから。

良き伝統を失えば、良きファンを失うのは当然。しかし、スバリストを失っても、SUBIEがいれば安泰。北米偏重のスバルは、そう安易に考えているのでしょうか。MTモデルを平然と廃止したり、アセント用エンジンをそのままWRXに載せたりと、ファン軽視の案件が散見される昨今のスバル。

でも、逆境ははっきり国内販売に表れています。余りにもの価格上昇に付いて行けず、買え控えが始まっているのです。実際問題、2012年に16.9万台だった国内販売は、2022年には10万台。何と、4割減。200万円のインプレッサが、350万円になったのですから、当然でしょうが。

昔からのファンに対し、わざわざ三行半を突き付けるアーティストはいません。ではなぜ、スバルはそのような事をするのでしょうか?伝統とファンは、企業維持に絶対不可欠な存在です。それを捨てて、何を求めるというのでしょうか。何かを求めて脱皮したかったとしても、伝統を捨てたブランドに何の価値があると言うのでしょうか。

2025年、スバルはTHSの本格導入を開始します。そうなれば、更なる価格上昇は必至。400万円のインプレッサに、450万円のフォレスター、500万円のレヴォーグに、600万円のアウトバック。一体、誰が買うと言うのでしょうか。。。彼が、その間違いに気が付いた時、全ては遅きに失していることでしょう。

 

2023年7月発表 BT型アウトバック後期型

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photo by SUBARU & CJH
 

文責:スバルショップ三河安城和泉店 営業:余語

 

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