追記:NASVA 衝突被害軽減ブレーキ試験 速度40km/h対停止車両 [2015年03月05日更新]

安全 スバル
 
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ニュース ピックアップ [  安全  スバル  ]

文責:スバルショップ三河安城 和泉店

お問い合わせ:0566-92-6115

担当:余語

 

スバル車の個性のワケ。

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photo by FHI

スバル=水平対向エンジン+四輪駆動。スバルを最も単純に表現するならば、このようになるでしょう。多くのメーカーが個性的な技術を次々と捨てていく中で、スバルはなぜ個性的なこの方式にこだわるのでしょうか。

ネコ科の動物は、非常に高い運動性能を持っています。獲物をすばやく確実に捕らえるために、めいっぱい体を低くし、足をしなやかに動かして、荒れ地でもすばやく高速で動き回ります。もし、後ろ足ばかり太かったらどうでしょうか。荒れ地では滑って転んでしまうかもしれません。後ろ足が着地した時しか加速できず、ふんばりが効かない細い前足では素早いターンもできません。ネコ科の動物は前後の足に均等にパワーを掛けられるので、すばやくターンして一気に加速できるのです。

高速できれいにターンするためには、重心を低くすることが必須。重心が高いと遠心力で転んでしまうのです。そのため、ネコ科の動物は体を限界まで低くして走ります。

スバルのクルマは、ネコ科の動物に似ています。重心が低く、左右対称で、四輪に均等にパワーを伝達するのです。水平対向エンジンは飛行機の翼の様に、上下に薄く左右対称でコンパクト。クルマに低く搭載できるので重心が低くなります。トランスミッションをエンジンのすぐ後ろに配置するので、左右のバランスも均等になります。その水平対向エンジンのパワーは、常に全てのタイヤに分配されているので、滑りやすい条件でも安定して走ることができます。

スバルは「あらゆる気象状況、あらゆる路面状況でも、ドライバーの力量に頼らず、安全に速く快適に移動できるクルマ」を理想としています。水平対向エンジン+四輪駆動をスバルが選択する理由は、この理想を実現するのに最も適しているからなのです。

雨や雪など滑りやすい状況下で、突然の危険を回避しなければならない。そんな時でも、スバルの高い運動性能が助けになるのです。

 

スバルの高い安全性能。

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photo by FHI

スバルのクルマの運転席に座ってみてください。まず、広い視界に驚かれることでしょう。ボンネットの先端までしっかり見え、周囲の死角も最小限になるよう設計されています。ウィンドウの縁が直線で構成されているので、視界が歪んだように感じることもありません。ドアミラーは大きく、後方もはっきり確認できます。インテリアのスイッチ類はシンプルで、直接見ずとも直感的な操作が可能なようになっています。ドライビングポジションも調整幅が大きく、自然な姿勢で運転ができます。

なぜでしょうか。これは偶然ではありません。これをスバルは「0次安全」と呼んで、長年研究を続けてきました。お客様の集中力を削ぐような設計は、疲労と集中力の低下をもたらし、危険に遭遇する可能性が高まります。長時間の運転でも疲れず、安心して運転できることこそが、何よりも大切だとスバルは考えているのです。

万が一の際にも、スバルは安心です。ぜひ、運転支援システム「アイサイト」搭載車をお選びください。ニつのカメラが常に前方の危険を探知。衝突の危険があれば、自動で緊急ブレーキが作動。最新モデルでは時速50キロ以下であれば衝突を未然に回避することが可能です。人間の目と同じカメラによる画像認識方式なので、ドライバーが前方を視認できる状況であれば、常に正しく作動します。

また、このアイサイトには前方のクルマに追従して加減速を自動で行う機能があります。この機能を使えば、長時間の運転でも足は疲れ知らず。足からくる眠気に悩まされることはありません。

不幸にも衝突してしまった場合、上下に薄い水平対向エンジンが威力を発揮します。クルマで最も重く固い部品であるエンジンは、衝突の際に室内にめり込んでボディを著しく変形させることが有ります。スバルの場合、前方から激しく衝突しても、エンジンは斜め後方に滑るように脱落して、室内に突入しないように設計されています。

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世界最高性能の前方衝突防止装置、アイサイト。

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photo by FHI

2013年から、IIHS(米国道路安全保険協会)は米国で販売される前方衝突防止装置の性能評価をスタートさせました。この評価試験において、スバルの「アイサイトver.3」は所定の性能をすべて満たすフルポイント「6pt」を見事獲得しました。

今日では、世界の各メーカーから同種の前方衝突防止装置が製品化されていますが、2014年9月現在フルポイントを獲得したシステムは世界で唯一スバルのアイサイトだけです。世界最高峰の性能を誇るアイサイトとは、いったいどんなシステムなのでしょうか。

 

四半世紀におよぶアイサイトの開発史。

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photo by FHI

スバルがステレオカメラの研究に着手したのが、実に四半世紀をさかのぼる1988年のこと。予防安全の先進技術として「ADA(アクティブ・ドライビング・アシスト)」を一般公開したのは、1991年の東京モーターショーでした。

ADAの特徴は、「ステレオカメラ」と呼ばれる2つのカメラにありました。

人間の目は、画像から物体の形状を、左右の画像のズレから物体の距離を認識しています。ステレオカメラは人間の目に倣って、2つのカメラからの映像を高速で画像処理することで、複数の物体の形状と距離を高精度で同時に認識することを目指していました。

さらにADAは、ステレオカメラで得られた情報をリアルタイムで高速連続処理することで道路状況や障害物を認識、この情報をもとにドライバーの運転を支援する構想でした。「安全間隔走行」「車線追従走行」「障害物回避」の将来的な実現を目指していたのです。

当時、こういった将来的な車載前方警戒システムには、シンプルな赤外線センサー方式や、航空機で用いられるレーダー方式、測量で用いられるレーザーレーダー方式などが有力だと見なされていました。当時の技術では、このような高速連続処理が可能な高性能コンピュータを車載することはまだ難しかったのです。そのうえ、画像から状況判断を正確に行うには、ソフトウェアの熟成が欠かせませんでした。製品化には、まだ長い道のりが必要だったのです。

 

1998年、遂に製品化。

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photo by FHI

1998年、スバルは「レガシィランカスターADA」を発表。世界ではじめてステレオカメラによる運転支援システムを製品化しました。この時点では「車線逸脱警報」「車間距離警報」「車間距離制御クルーズコントロール」は実現しましたが、衝突被害軽減ブレーキはまだ実用化できませんでした。当時はカメラの解像度や感度、コンピュータの処理能力にも限界があり、画像処理技術も未発達だったのです。

そこでスバルは、ADAのさらなる進化のためにレーダー方式やレーザーレーダー方式にもチャレンジ。ステレオカメラと組み合わせて、互いの欠点を補うシステムにもチャレンジしました。しかし、そうした試行錯誤の中ではっきりと見えてきたものは、他の方式には真似できないステレオカメラの利点でした。レーダー方式やレーザーレーダー方式に比較して、ステレオカメラ方式では圧倒的な高精度で対象物体の形状と大きさを識別できたのです。ただ残念なことに、ステレオカメラ方式の実現のためにはカメラやコンピュータなど、他の技術の発達を待つ必要がありました。

 

アイサイト登場。とまらない進化。

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photo by FHI

2008年「レガシィアイサイト」発売。

悲願であった、ステレオカメラによる衝突被害軽減ブレーキである「プリクラッシュブレーキ」がついに実現。他にも、前車との車間距離をもとに停止まで車速を自動制御する「全車速追従機能付クルーズコントロール」、車線逸脱・ふらつきを感知して警告する「車線逸脱警報」、前方の障害物を感知した状況での急発進を防ぐ「AT誤発進抑制制御」など、ドライバーの運転を支援する数々の機能を実用化しました。

2010年には「アイサイトver.2」へと、アイサイトはさらなる進化を遂げます。

アイサイトver.2では、相対速度時速30キロ(公称)までの衝突回避を可能にし、作動制限速度は無制限で、クルマ・歩行者・二輪車のすべてに対応する、世界最高性能の前方衝突防止装置が実現しました。開発開始から実に22年。ADAで積み重ねてきた、技術の数々はついに結実したのです。

そして2014年、アイサイトはver.3へと進化。

視野角・視程を40%拡大、カラー画像認識化を実現し、より早期かつ正確な危険探知を可能にしました。衝突回避速度は相対速度時速50キロ(公称)まで一気に向上。高速道路においては、時速65キロ以上でのハンドル自動操舵が可能となり、全車速追従機能と合わせて限定的な自動運転が実現しています。

ドライバーのアクセル・ブレーキ・ハンドルの操作に介入する先進的な運転支援システムでは、誤作動を回避するため、装置の作動には特に慎重を期す必要があります。スバルには、一日の長があります。長い時間を掛けて熟成してきたからこそ、アイサイトはこれだけの機能をお客さまに自信をもってご提供できるのです。

 

アイサイトに世界最高性能の称号。

2014年、スバルのアイサイトは2つの称号を獲得しました。1つ目は、北米のIIHS(道路安全保険協会)の実施した衝突被害軽減ブレーキの試験において世界で唯一フルポイント「6pt」を獲得したこと。そして、もう1つが日本の自動車事故対策機構(NASVA)が実施する予防安全性能アセスメントにおいて同様にフルポイントの「40pt」を獲得して最高評価である「先進安全車プラス(ASV+)」に選定されたことです。

これまでこうした先進安全運転支援システムにおいては、メーカーの公称データのみがその比較の根拠となっていました。しかし、搭載車種が増加するにつれて公正な評価を求める声が多く、この度試験結果が公表されました。厳正な試験を実施した結果、図らずも2つの権威ある団体による最高評価を獲得することとなり、アイサイトの先進性と優秀性およびその信頼性を証明することとなりました。(他社製衝突被害軽減ブレーキののテスト風景はNASVAのウェブサイトでも確認することができます。)

特にNASVAにおいては、他にフルポイントを獲得したのはレクサス「LS」と日産「スカイライン」のみで、他のモデルは一様に20pt台かそれ以下という結果。一方、スバルにおいては「EyeSight ver.2」を搭載した「フォレスター」は39.9pt、「XVハイブリッド」も39.3ptを獲得しており、その優秀性が際立っています。

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photo by FHI

2015年3月5日:追記

少し時間が掛かりますが、衝突被害軽減ブレーキ試験を再生リストにしてアップロードしましたので御覧ください。試験は10km/hからはじまり、20、40、50km/hと次第に速度を上げていきます。40km/hまで試験を進めたのは、32車種中たった16車種。スバル「アイサイト」の圧倒的な性能がご理解頂けるかと存じます。

 

文責:スバルショップ三河安城和泉店 営業:余語

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