インプレッサの良さって、スバルの良さって、そもそも何? [2019年09月18日更新]

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文責:スバルショップ三河安城 和泉店

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担当:余語

 

海外で始まった、新型車開発の無節操なアウトソーシング化。

ここ数年、世界は空前のSUVブーム。各メーカーのラインナップは膨れ上がり、少量多品種という極めて効率の悪いメーカーが増えています。新型車開発には、1車種当たり数百億円ものコストを要するため、中規模メーカーにとって多分に経営上のリスクとなります。

そこで、海外メーカーが選んだ解決策が、「開発を丸投げ」です。殆どの方がご存知ないでしょうが、海外には複数の受託開発企業が存在し、彼らは新型車開発を競って受注しているのです。マクラーレンやプロドライブ、コスワースといったモータスポーツ系企業が、エンジニアリング会社として急成長を遂げたのは、こうした外注業務が増加しているからであり、スペインのIDIADAやマグナ・シュタイアは、こうした受託開発企業のうちの一つです。

丸投げの内容は、特定領域のみの場合もあれば、車両丸ごとの場合もあります。例を挙げれば、「SUVバージョンの開発」や「衝突安全性での最高評価を獲得」といった内容です。

もちろん、プラットフォーム開発や基幹車種の開発は自ら行います。しかし、派生車種の多くは外注に頼っているのが現状です。メーカーは自らの基準に合致するよう最終仕上げだけを行い、それとは悟られぬようラインナップに加えるのです。もちろん、どの車種が外注であるかは、契約上の秘匿事項であるため、対外的に口外されることは一切ありません。

 

どんな車種でも、絶対に手を抜かない。それが、スバルのエンジニア達の意地。

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当然ながら、スバルは丸投げなど一切しません。こだわり派のスバルのエンジニア達にとって、自らのクルマを人任せにするなど、決してありえないのです。

スバルのラインナップを見ると、車種は少ないですし、エンジンラインナップも極端にシンプルです。それは、自社生産車両はすべて自ら開発を行っている証左でもあります。小規模メーカーに過ぎないスバルですから、人的にもコスト面でも余裕はなく、現在のラインナップで本当に精一杯です。

手を抜こうと思えば、不可能ではありません。排気量やタイヤサイズ等、仕様が異なるグレードであっても、最大公約数的にセッティングを共通にしてしまえば良いのです。

しかし、スバルはどんな車種でも、決して手を抜きません。スバルは足廻りの仕立てはもちろん、アイサイトのクルコンのセッティングに至るまで、多くの仕様がちゃんと専用に作り込まれています。

多くのお客様がその違いに気が付かないかも知れない。でも、ちゃんとこだわっていたい。それが、スバルの意地であり、クルマ哲学なのです。

 

ボトムレンジのインプレッサでも、常に全力投球。だから、スバルはイイ。

 
 
 
 
 
 
 
 
 

インプレッサは、スバル製モデルのボトムレンジを担っています。多くのメーカーでは「それなり」に仕上げるのかも知れません。しかし、スバルはインプレッサでカー・オブ・ザ・イヤーを獲得しています。

スバルが、現行インプレッサの開発で最も力を入れたのが、新世代シャシーです。SUBARU GLOBAL PLATFORM(以下、SGP)は、スバルの2020年代を担う新世代プラットフォームであり、ボトムレンジのインプレッサから3列シート巨大SUVのアセントまで、スバルの全ラインナップをこれ一つで賄うことになります。

徹底的にこだわったのが、剛性と強度です。年々厳しくなる衝突安全規制に対し、世界の基準をリードするレベルを達成するには、旧世代シャシーの2倍に達する剛性・強度が必須だったのです。このことは、スバルがこだわる走りに素晴らしい効果を発揮します。スバルは、異次元の走りと世界最高峰の衝突安全性能を一挙両得するため、飛躍的に強度・剛性を高めた次世代シャシーとして開発したのです。

サスペンションは、ホイールハブとボディ側取付点を連結するもの。サスペンションを「ちゃんと」動かすには、母体となるボディがしっかりしていなければなりません。歪まず、捩れず、振動せず。SGPは、縦に7本ものフレームを形成し、稀に見るほどの高剛性シャシーとして設計されています。結果、ボディ剛性・サスペンション剛性共に約2倍まで引き上げられました。

その効果は覿面で、サスペンションはかなり硬めの仕立てですが、不快な振動は一切なく、本当にしなやかに走ります。ボディが強固なので、サスペンションが「ちゃんと」仕事できるのです。ハンドリング精度は極めて高く、思ったように、スッと曲がって、サッと向きを変え、グッとしっかり止まります。

簡単なように思えますが、ほとんどの日本車が到達し得ない領域なのは間違いありません。だからこそ、インプレッサは競合を押しのけて、カー・オブ・ザ・イヤーを受賞できたのです。

 

じんわりと染みてくる、インプレッサの良さ。ぜひ、レンタカーで体験しよう。

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後期型インプレッサは、さらなる進化を遂げています。最大のトピックは、アイサイトの進化です。

レヴォーグやフォレスターと同じ、ver3.5(ツーリングアシスト)へ換装。レーンキープアシストは、これまでの60km/h以上から0km/h以上へと拡大。先行車追従や片側の白線のみでの進路維持が可能になりました。渋滞時などは、追従クルコンと共にセットすれば、これにより、連休の行楽渋滞など、高速道路での運転負荷が劇的に軽減されます。

同等の機能を実現した車両が依然として少ないことを考えれば、本当に画期的なことです。しかも、全グレードに標準装備。1.6i-Lならば、総額250万円程度。これは、本当にバーゲンセールに違いありません。

走って愉しい。そして、いつでも最高の安全性能。「安心と愉しさ」というスバルの魅力を、すべて体現したかのような1台。それが、インプレッサなのです。

話題のマツダ「3」、確かにスゴいクルマかも知れません。しかし、クルマは外から眺めるものではありません。スタイリングは素晴らしくとも、あれでは2名乗車が精一杯。あの長大なボンネットは、運転が不得意な方には相当邪魔になるでしょう。

マツダ「3」がパンチのあるガツンと系ならば、インプレッサは「おいしい煮物」系。確かに、地味です。パッと口に入れて、アッうまい!というタイプではないのです。食べてるうちに、じんわりと染みてくるおいしさ。でも、箸はどんどん進むし、思い出すとなぜか食べたくなる。

一度運転してみて下さい。オススメは、レンタカーで1日走ること。短時間の試乗では、ちょっと分かりにくいのです。でも、本当に完成度の高いクルマです。運転のしやすさ、疲れにくさ、明るい室内、心地よいハンドリング、安心の安全装備。そして、アレもコレも付けても、抜群のコストパフォーマンス。

スバルのエンジニア達がコスト制約と戦いながら、丹精込めて造った1台です。一人でも多くの方に、その良さが伝わることを願ってやみません。

 

2020年 後期型インプレッサ SPORT/G4

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photo by SUBARU

文責:スバルショップ三河安城和泉店 営業:余語

 

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