東京モーターショーで、新型レヴォーグがワールドプレミア。 [2019年10月24日更新]

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2023年10月12日 スバル

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文責:スバルショップ三河安城 和泉店

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担当:余語

 

SGPの採用と、フルインナーフレーム構造により、ボディ剛性を劇的に向上。

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シャシーは現行インプレッサ以降で採用され、高い評価を受けている「SUBARU GLOBAL PLATFORM(SGP)」を採用しています。フロアを前後に縦貫する7本のフレームと、Aピラー基部の高剛性設計により、比類なき強度・剛性を確保。これにより、新時代へ対応する高い衝突安全性能を実現すると共に、スバルの新時代に相応しい高度な「動的質感」を実現します。その評価は目覚ましく、走りの良さと安全性を高度に両立したインプレッサは、強豪を押しのけてカー・オブ・ザ・イヤーを獲得しました。

スバルが次世代シャシーとして全精力を投じて開発したSGPは、ボディ剛性及びサスペンション剛性は2倍近くまで高められており、強靭な体幹を基に正確かつリニアな走りを実現します。

新型レヴォーグではこれに加えて、フルインナーフレーム構造を採用します。米国で先行デビュー済みの新型レガシィで初採用したこの技術は、さらなる剛性向上や軽量化、部品点数削減を実現します。

従来は、アンダーボディとアッパーボディを各々アッセンブリーした後、これをドッキングすることで車体骨格を製造していました。この工法は、生産工数こそ少なくて済むものの、スポット溶接等の接着面積を広く取ることができず、重量あたりのボディ剛性に限界がありました。

フルインナーフレーム構造は、昨今採用が拡大している工法で、先行して骨格構造をアッセンブリーし、これに外板となるパネルを貼り付けていくものです。この工法では生産工数は増加しますが、フレームを成す各コンポーネント同士の接合点をより濃密に確保できるため、重量あたりのボディ剛性を高めることが可能です。

その結果、より高いボディ剛性を得つつも、軽量化を達成すると共に、工程の工夫によってコンポーネント数の削減も可能となるのです。

新型レヴォーグは、インプレッサよりも高い出力を常用する、ハイパフォーマンスワゴンです。それに相応しいボディをまとって登場するのは、間違いないでしょう。

 

新型レヴォーグ、その注目の発売時期はいつ?

新型レヴォーグのデビュー時期は、オフィシャルには「2020年後半に日本市場で発売を予定」としています。この文面を意地悪く読めば、最速でも2020年後半以降ということ。となれば、早くても7月以降の発売=出荷開始となります。もし、すべてが順調に進むのであれば、来年初冬に先行予約を開始し、初夏に発表、夏に発売とのスケジュールになるでしょう。ところが、この通りに進むかどうかは定かではありません。

現時点で憂うべき最大の課題は、やはりver4に進化するアイサイトでしょう。その詳細は別項に譲りますが、「ハンズオフ走行支援」を実現するからには、国交省・警察庁の許認可が必要となります。その過程において、いくつか問題が発生する可能性は、ゼロではありません。

スバルは一連のリコール問題の最中に、次世代アイサイトの公道試験の一切を中止しています。そのため、ver4に限っては、過去に行われたような数万キロに及ぶ公道テスト走行は、一切行っていません。その代わり、新設された美深試験場や葛生テストコース内の仮設市街路でのみ、実地試験が実施されています。しかし、常設のテストコースの試験だけでは、国交省・警察庁の許認可を受けるのは不可能なはずです。

恐らくは、新型レヴォーグは許認可を得るために、今後公道試験を実施することになるでしょう。そのためには、エクステリアを発表済みとして、要らぬ混乱を招く可能性を排除したかったのかも知れません。もし、この許認可の過程で要修正箇所が見付かるようならば、スケジュールが遅れるのは致し方ないでしょう。

そして、それらの問題がすべてクリアになった後、改めて発表・発売が決定されるものと思われます。

 

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photo by SUBARU

文責:スバルショップ三河安城和泉店 営業:余語

 

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