トラビス・パストラーナ、グッドウッドのヒルクライムで2位を獲得。 [2021年07月17日更新]

ケン・ブロックの後を受け継ぎ、世界で最もハードにチューニングされたVAB型WRXを駆り、「Gymkhana 2020」でド派手な走りを披露したトラビス・パストラーナ。彼と愛機の次なる舞台は、大西洋を越えたグッドウッド・フェスティバルでした。パストラーナは、この酷く狭く曲がりくねったヒルクライムで、見事2番手タイムを記録。世界屈指のブランドがひしめくなか、一矢を報いたのです。

グッドウッド・フェスティバルは、車好きなら垂涎間違いなしのビッグイベント。世界各国に散逸した貴重なクルマたちが、一同に会すのです。自動車文化の観点から見て、これ程素晴らしいイベントが年に１回開催されることは、何よりも感謝せねばならないでしょう。

しかも、グッドウッド・フェスティバルは、コレクションを眺めるだけの在り来りな「出張博物館」ではありません。貴重なクルマたちが、懐かしいエクゾーストノートを響かせ、邸内を所狭しと自ら疾走するのです。

あぁ、よくあるクラシックカーのパレードランね。。。そう、思う方もいるでしょう。違うのですよ、グッドウッドは。全開なのです。頭お〇〇いんじゃないのか？そう思うほど、全開なのです。ウン億円のマシンが爆音を響かせて、すっ飛んで走っていくのです。当然、クラッシュすることも少なくありません。昨年はマツダ・757Bが、今年はTWRジャガー・XJR-12Dが、その餌食となってしまいました。

保険担当者が見たら、卒倒するんじゃないか。それ程彼らは真剣に走ります。本当に、クルマが好きだ！やっぱり、みんなクルマが好きなんだ。心から、そう思わせてくれる、唯一無二の素晴らしいイベントです。是非、ムービーを見て、自動車文化の素晴らしさをご体感下さい。