米国専売SUV、アセントが大胆フェイスにマイナーチェンジ。 [2022年06月18日更新]

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アセントが大胆フェイスにチェンジ!
 
2022年6月7日 アセントに見る、スバルのSUVデザインの行方。

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2023年05月09日 スバル

文責:スバルショップ三河安城 和泉店

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担当:余語

 

スバルが誇る巨艦3列シートSUV・アセントが大進化。

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スバル史上、最も巨大なクルマ。それが、米国でのみ販売される、3列シートSUV・アセントです。2.4L直噴ターボに伝統のAWDシステムを組み合わせ、大型SUVに爽快な走りと力強い走破性を実現。モデルライナップの頂点に君臨しています。

アセントは、SGPで想定される最大キャパシティ。全長:4,999mm、全幅:1,930mm、ホイールベースは2,891mmに達し、重量は2tオーバー。たっぷりしたボディサイズで、7人乗りと8人乗りの2種類がラインナップされています。

この巨体に組み合わされる心臓は、2.4L水平対向4気筒直噴ターボ。日本ではWRX S4用エンジンとして知られるユニットです。

2017年11月にLAでワールドプレミアされたアセント。デビューから、早5年。この度、驚きのビッグマイナーチェンジが実施されました。今回は、米国専売モデルのマイナーチェンジについてお伝えします。

 

エクステリアだけじゃない、進化を遂げた後期型アセント。

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2017年に登場した、アセント。そのデザインはSJ系フォレスターの印象を強く感じさせるもの。やっぱり、ひと世代前との印象は拭えません。基本はコンサバ系のデザインで、アクの強さはゼロ。その分印象は薄い一方で、良心的な印象を感じさせる優しいデザインでした。

ただ、エクステリアデザインは今や、アクがあってナンボの時代。それもこれも、SNSの影響でしょうか。ビジュアル一発で、鮮烈な印象を残すことが求められているのです。この処、北米スバルのデザインは刺激強め。4月に発表された後期型アウトバック、5月に発表された後期型レガシィ。そして、後期型アセント。フロントフェイスの大胆チェンジにより、印象をガラリと変化させており、スバルもデザインに強いインパクトを求めていることが分かります。

もちろん、マイナーチェンジはエクステリアだけに留まりません。アイサイトが、新たにver.4に進化。新たに後期型フォレスターと同等の仕様が与えられています。加えて、360度パノラミックビューモニタを新採用。大型のボディをより安全に取り回すことができます。

刷新されたフロントエンド、進化した安全機能。ところが、ただ、なぜかリヤはそのまま。。。刺激度合いが違いすぎて、まるで別のクルマのようです。ケチったのか、何なのか。フォレスター、レガシィ、アウトバックと、スバルのマイナーチェンジはフロントエンドしか改良しないつもりのようです。

 
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後期型アセントに見る、スバルSUVデザインの未来。

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今回の大胆チェンジ。そのデザインを細かく見ていくと、今後のスバル・デザインの方向性を垣間見ることができます。

1つ目の要素は、一気に大型化されたフロントグリル。これは、後期型レガシィ、後期型アウトバックに共通するものです。特徴的なのは、周囲のラインに馴染むのを拒否したかのような、その形状。不器用な直線に囲まれており、若干不自然ささえ感じさせます。ただ、それは後期型アウトバックに共通するモチーフ。恐らく、敢えて狙った不自然さなのでしょう。

2つ目の要素は、フロントグリルを左右に貫き、ヘッドライトに至るブレード。このモチーフは、後期型レガシィに共通するものです。ただ、ヘッドライト周辺の処理と、ブレードの太さが異なっており、両者の印象は大きく異なっています。歴戦のスバルファンならば、オリビエ・ブーレイを思い出すかも知れません。ただ、後期型アウトバックでは、ヘッドライトに突き刺さるのはボディパネル。この点でも、3者は大きく印象を変えています。

3つ目の要素は、ヘッドライトの形状。縦長のコアユニットから内側に鋭角に伸びる構成は、日本で発売済みの後期型フォレスターに共通するモチーフです。ただ、余りに乱雑・不可解なフォレスターの形状に比べると、遥かに周囲に馴染む「適切」な形状が採用されています。

以上を総合すると、次世代SUVデザインのうち、フロントフェイスのアウトラインが見えてきます。アセントに似た形状のヘッドランプに、巨大で無骨なフロントグリル。そして、これを貫くブレード。この3つの要素をキーに、フロントフェイスが構成されていくはずです。

 
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想像以上??国内仕様と米国仕様の相違点まとめ。

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では最後に、米国市場と日本市場のラインナップの違いについて、整理しておきましょう。

第一は、今回の主役アセントです。アセントは、米国市場のみで販売される3列シートSUV。右ハンドル仕様は計画すら存在しないため、日本に正規輸入される可能性はありません。次世代モデルでの登場を期待したいところです。エンジンは、FA24DITのみの設定。米国仕様の生産は、SIAが担当しています。

第二は、レガシィ。セダン・アウトバック共に2019年に米国仕様が登場。2021年秋、国内仕様(右ハンドル仕様)のアウトバックのみが登場。セダンは、米国専売となっています。また、国内向けアウトバックは米国向けとデザインが異なる、オーソドックスなフロントフェイス。米国仕様はセダン、アウトバック共に今年相次いでマイナーチェンジを実施し、個性派フロントフェイスにチェンジ。日米モデルで、その印象は大きく異なるものとなっています。なお、エンジンは米国仕様がFA24DITとFB25の2種類、国内仕様はCB18のみとなっています。また、米国仕様の生産は、SIAが担当しています。

第三は、フォレスター。国内仕様のエンジンは、CB18とFB20+e-BOXERの2種類。これに対し、米国仕様はFB25のみの設定となっています。米国仕様の生産は、日本国内で行われています。

第四は、インプレッサ系。米国仕様ではモデル名が異なり、クロストレックと呼ばれます。また、日本仕様はリニアトロニックのみの設定ですが、米国仕様ではMTを選択可能。エンジンは、国内仕様がFB20+e-BOXER、FB20、FB16の3種類なのに対し、米国仕様はFB20のみ。ただ、クロストレックにのみハイブリッドが存在し、こちらはFB20にTHSベースのPHVユニットが搭載されています。米国仕様は、インプレッサはSIAで生産されるものの、クロストレックは国内で生産されています。

第五は、レヴォーグ・WRX系。米国では、設定はWRXのみ。海外で販売されるレヴォーグは、右ハンドルのオセアニア地域のみで、その他では販売されていません。日本では、STIが休止になったにも関わらず、S4の名称が存置されています。生産は、全量日本国内で行われています。

最後は、アイサイト及びインフォテイメントシステムです。北米ではかねてよりSTAR LINKと呼ばれるインフォテイメントシステムを全面導入済み。これに対し、国内仕様では現行レヴォーグ以降で漸く導入されていますが、ディーラーナビの設定も残されています。一方、アイサイトはモデル末期のインプレッサ系を除いて、日米ともにver.4へ移行済み。但し、国内仕様に導入済みのアイサイトXは、米国仕様には設定がありません。

 

SUBARU ASCENT MY2023

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photo by SUBARU & CJH
 

文責:スバルショップ三河安城和泉店 営業:余語

 

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