スバルショップ三河安城の最新情報。クルマ選びガイド。覚えておきたい、絶対に損する10の条件。| 2019年11月4日更新
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絶対に損する条件1:デビューから年数が経っている。
クルマを購入する際にもっとも注意したいのが、発売開始からの年数。古いモデルは、古い技術のカタマリ。5年程度なら許容範囲でも、7~8年経過していたら要注意。通常のモデルサイクルは、大凡6年。ですから、わざわざ1世代前のクルマを新車で購入しているのと同じなんです。そのクルマを10年も乗るとしたたら。。。もう、クラシックカーの領域です。
せっかく同じ費用を払うのに、勿体無いですよね?CASE時代を間近に控えて、自動車には続々と最新技術が投入されています。その恩恵に預かれないのなら、リーズナブルに中古車を購入する方がお得でしょう。当然、古いモデルは市場での「賞味期限」も近いとあって、再販価格も低め。ところが、任意保険の車両保険評価額は、新車相当。
これじゃ、スマートなクルマ選びとは言えません。契約時の値引きの多さに、「やった!オトクに買えた!」と思ったら大間違い。ディーラーは「大量値引き」しないと売れないモデルだからこそ、値引許可が出ているのです。
と言っても、マイナーチェンジで「新型◯◯」と発表するのが当然とあらば、お目当てのモデルが「いつ、発売開始?」なんて聞いても、きっとメーカーやディーラーは「ウマくごまかす」ことでしょう。
そういう時は、グーネットの「カタログ」で調べてみましょう。これを細かく見ていけば、デビューからの年数がハッキリ分かります。改良の具合も分かりますから、そのモデルが「放置」されてきたのか、キッチリ改良が施されてきたか分かります。特に注意したいのが、改良もされず「放置」されてきたモデル。これは、絶対に選んではいけません。
絶対に損する条件2:プラットフォームが古い。
プラットフォームは、自動車の根幹を成すコンポーネントです。自動車を製造工程から見ると、シャシーと上屋に分解できます。そのシャシー側がプラットフォームです。つまり、家で言えば「基礎」です。自動車メーカーは、これを複数モデル間で共有することで、開発コストの削減を図っています。
このプラットフォーム、十数年に一度しか更新しません。だいたい、2世代は同じシャシーを使うのが定番。これが、10年程度なら何とか許容範囲でしょう。しかし、3世代も使っているとなると、完全に要注意。プラットフォームには、サスペンションやドライブトレインもセット。つまり、見た目は新しくても、クルマの基本性能は旧世代のまま、ということです。
モデルライフが長いクルマは、特に注意しましょう。もし、1世代前のモデルとの共用ならば、その時点で相当古くなっている可能性があるのです。衝突時の衝撃吸収は、殆どをプラットフォームが担います。10年以上前の衝突安全性能のクルマに、10年近く乗るとなると。。。心配ですよね。
1990年に発売されたBMW・3シリーズ[E36]には、1994年に「コンパクト」が追加されました。ところが、このコンパクトのシャシーは、何と1世代前のE30からの流用品。E30の発売は、1982年。この時点で、既に12年も経過していたのです。これを、「BMW価格」で販売していたのですから。。。いけませんね。
プラットフォームに関する情報は、大凡Wikipediaに記載されています。クルマ選びの際は「自動車メーカーの広告」だらけの専門誌よりも、こうした完全中立の情報を参考にすると良いでしょう。
絶対に損する条件3:デザインがすごく美しい。
昨今、デザインが美しいクルマが増えています。3Dモデリング技術の進展により、量産段階までデザイナーのイメージを忠実に反映させることが可能になったのです。ただ、デザインと実用性は中々両立しにくいのが、自動車メーカー共通の悩み。初代フィアット・パンダやVW・タイプIのように、これを両立した秀逸なモデルはありましたが、現代は「流麗」さを重視するため、どうしても実用性が犠牲になってしまいガチ。
スーパーカーならいざ知らず、クルマは実用品。飾っておくのではなく、使ってナンボ。同じサイズ・価格のクルマを購入したのに、室内・荷室が狭いとあっては、要らぬ苦労を増やすだけ。アバタもエクボなんて、その美しさにホレボレできるのも、購入後数年が限界。次第に、アチコチの不便さに、不満が鬱積していくことになるでしょう。
なぜ、美しさと実用性は両立しないのでしょうか?それは、近年のデザイン傾向が原因です。
クルマは、4つのタイヤで地面に「立って」いる乗り物。ならば、クルマのモーションを表現するために、タイヤの存在感を際立たせたい。それには、フェンダーを大きく張り出せるのが一番。ところが、全幅は様々な条件で規制されますから、フェンダーを強調するにはボディ側を縮めるしかありません。
お目当てのクルマを、真後ろから見てみましょう。上屋の幅とフェンダーの張り出しを比べてみれば、如何に「無駄に幅広い」かがお分かりになるでしょう。幅は大きくて取り回しが悪いのに、室内はコンパクトカーサイズ。そんなクルマ、嫌ですよね。
他に、後方を大きく絞り込むデザインも流行中です。リヤウィンドウ付近から後ろを、グッと絞ると、リヤフェンダーがより張り出して見えるのです。こうしたモデルには、その巨体に似合わぬ小さなバックドアと、狭い荷室がセットで付いてきます。
絶対に損する条件4:ちょっとだけど、運転しにくい。
クルマ選びの際には、試乗はマストです。多くの人には「アバタもエクボ」であっても、自分や家族には耐え難いことがあるかも知れないのです。そんな試乗の際に気をつけたいのが、「いつも通り」運転すること。そして、余りしゃべるのもオススメではありません。話している最中はそれに意識が向くので、細かいことに気が付けませんし、試乗の様子を記憶することもできないからです。
まずは、いつもと同じようにシート位置やミラーを合わせます。何となく、しっくり来ましたか?不自然なままなら、それはあなたにとって運転しにくいクルマです。
走り出しは、静かにゆっくり、慎重に走ります。アクセルはジワーッと踏み、ブレーキも滑らかに掛けます。ハンドルは直進中にアソビ分だけ静かに動かして、反応を確かめましょう。すると、反応に不自然さがある場合があります。こういうクルマも、運転がしにくいクルマです。長距離ドライブでは、間違いなくクタクタになります。
また、交差点での右左折時には、視界の広さを確認しましょう。死角から急に歩行者が現れて、ドキッとした経験はありませんか?デザイン優先のクルマでは、死角が多い場合があります。トールワゴンの軽では、頭上の信号が見えない場合があります。こういった所も、しっかりチェックしましょう。視界が悪いクルマだと、背もたれから身を上げて、毎度キョロキョロせねばならなくなります。
運転がしやすいクルマは、ストレスなく運転できます。長距離ドライブも疲れないでしょうし、毎日の運転も苦にならないでしょう。そうしたクルマであれば、事故のリスクも自ずと少なくなります。
試乗が終わったら、帰り道の道すがらに感触を思い出しつつ、今のクルマと良く比べてみて下さい。どっちが運転しやすいでしょうか?慣れもあるでしょうが、慣れるにも限界があるのです。
絶対に損する条件5:ホイールがすごく大きい。
昨今は、ホイールサイズが大きいのがトレンド。一昔前は、15インチで精一杯だったのが、今や20インチ以上なんてサイズまであります。それも、純正で!見た目はハデで、ホレボレ。。。でも、注意しましょう。
ホイールサイズが大きくて困るのが、タイヤの交換費用です。タイヤの寿命は条件によって違いますが、およそ4年。10年所有していれば、2回はタイヤ交換を覚悟せねばなりません。いくら、大径ホイールがトレンドと言っても、18インチ以上は完全に依然として贅沢品。その値段を見てビックリしても、後の祭りです。17インチ以下と比べて、1.5倍以上高額だと思って間違いありません。
地域やニーズによっては、スタッドレスも必須。そんな場合は、インチダウンが可能かどうかも確かめておきましょう。ブレーキサイズが大きくて、インチダウン出来ないクルマも実は多いのです。こんなクルマを買ってしまうと、高額なタイヤ費用に悩むことになります。
もちろん、予算制限がない!なんて羨ましい方もいらっしゃるでしょう。でも、大径ホイールの欠点はそれだけでは無いのです。
大径ホイールの場合、タイヤ扁平率も低くなります。40以下は、完全に要注意。まず、道路上のキャッツアイには、絶対に乗ってはいけません。勢い良く踏もうものなら、あっという間にパンク!こうした場合は、ホイールで内側を切ってしまうので、パンク修理は不可能。その場で、レッカーを呼ぶしかありません。加えて、タイヤ寿命も極端に短くなりますし、エア調整を忘れるとあっという間に偏摩耗。知らず知らずのうちに、摩耗が進んでバースト。。。なんて事、多いんです。
予算に余裕が無いのなら、ホイール径は17インチ以下、扁平率は50以上を選びましょう。
絶対に損する条件6:衝突被害軽減ブレーキがない。
ギンギンのスポーツカーが欲しい!なんて方は別として、衝突被害軽減ブレーキ(所謂、自動ブ◯ーキ)は絶対に必須です。人間と機械は違います。彼らは、決してサボりませんし、ボーッとしていることもありません。フッとした瞬間に、ガッチャーン!なんて大恥をかかずに済むのです。もちろん、恥だけで済めば良いのですが、加害者となってしまっては。。。
それでも、そんなモノにワシは頼らん!という方もいるでしょう。でも、今どきコレが付いていないモデル、というのも実に怪しいものです。考えてみて下さい。近年は、高齢者の痛ましい事故が話題になるなど、自動車の先進安全装備が広く注目を集めています。メーカーにしてみれば、装備されていないモデルは、販売台数が低迷するのは必定。。。なのに、何で付いていないのでしょうか?
そう、ソレこそが「放置」されているモデルです!モデル末期なのか、もうコストを掛けたいと思ってないのか、何れにしても買ってトクする、という事はあり得ません。
泣く子も黙る大量値引きに押され、非装着車を購入したとします。そして、不幸にも事故の当事者となったとします。そんな時、あなたは思い返すでしょう。あの時、衝突被害軽減ブレーキ装着車を選んでいれば、、、と。もちろん、依然として技術は万全ではありません。しかし、後悔先に立たず、です。選んでおいて、損はないのです。
折角、代替えを検討しているのなら、先進の安全装備を搭載した、先進の自動車を選ばれることをオススメします。
絶対に損する条件7:残価設定プランで購入する。
今流行りの残価設定プランって、本当にオトクでしょうか?もちろん、予算以上のクルマを購入できる可能性もあるでしょう。それにしても、何でディーラーは残価設定プランをオススメするのでしょうか?
理由は簡単です。残価設定は、3年や5年といった「区切り」が来ます。この時、ディーラーにはもう1台、あなたに買わせるチャンスが来るからです。そう、代替えのペースが早くなるのです。簡単に言えば、囲い込み戦略です。得するのは、あなたではなく売り手側です。
残価設定プランとは、5年プランなら5年後の残存価値を想定し、この価格分を減じた額だけを5年間分割払いにするため、次月の支払いが少なくなる、という仕組みです。通常の自動車ローンのおよそ半額で購入が可能です。
でも、本当にそれだけでしょうか?実際には違います。まず、5年後の残存価値から、5年間分の利子が減額されています。その分、損している計算です。次に、残価設定プランはメーカーのファイナンス会社が担当するため、分割払いの対象にできるのは車体価格だけ。つまり、オプション価格や税金、登録費用は対象外ですから、50万円近い頭金が必須です。その頭金が問題になるのは、購入時ではありません。次の代替え時です。もし、5年後に頭金分の貯金が無いと、代替えできません。そう、頭金分は分割払い中に積み立てておかねばならないのです。何だか、おかしな話です。ローン払いであれば、下取りでいくらか戻ってくるので、その心配は無用です。
そして、一番怖いのが事故です。何も悪くないのに、後ろからドッカーン!当然、修理に出しますが、損傷が酷ければ「事故車」です。すると、残存価値は一気にゼロ。あなたは、そのクルマを手放す際に、減額分を追加で払わねばなりません。
次のクルマを買うのに、前のクルマの費用を追加して払う。損しているのは、明らかです。