スバルショップ三河安城の最新情報。スバルが怒涛の追い上げを開始。巻き返しは成るか?2018年BTCC。| 2018年8月18日更新
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2021年以降、BTCCでハイブリッドを本格導入。
BTCCは、独自のNGTCという車両規定のもとで競われています。フロントセクションは全車共通とし、エントラントが希望すれば「共通エンジン」が供給されるという特殊な規定です。望めば、スバルやホンダ(ワークスのみ)のように、オリジナルのエンジンをチューニングして、マージンを得ることも可能です。
最小限の予算でも十分戦闘力が得られ、潤沢なリソースを投入すれば相応の結果を得られる。BTCCの混戦を見る限り、レギュレーションは「最高の状態での均衡」が達せられているのは、間違いありません。
そんなBTCCですが、2021年へ向けてハイブリッドの導入を進めています。と言っても、開発を自由化すれば、参戦コストは天井知らずで急騰。性能の均衡が崩れてしまいます。そこで、指定品のハイブリッドシステムが、BTCC側から各エントラントへ供給されるようです。
数年後には、電動化はもはや当然となっているでしょうから、BTCCもメーカーの求める技術水準を維持したいのでしょう。
あと3年、TeamBMRはレヴォーグでの参戦を継続しているでしょうか?肝心のレヴォーグは、2020年にはフルモデルチェンジとなります。新型へ早期にスイッチするには、メーカーの支援が不可欠です。が。。。
BTCCで善戦を続けても、スバル本社は無反応。一方のSuperGTは苦戦続き。。。
BTCCで、これだけレヴォーグが善戦しても、スバル本社はTeamBMRに対し、何らサポートを与えていません。サポートは、現地法人のスバルUKのみ。エンジンもSTIではなく、TeamBMRが独自にチューナーに依頼しているのが現状です。それでも、TeamBMRのレヴォーグは、昨年見事にタイトルを獲得。モータスポーツが盛んなイギリスですから、スバルのブランドイメージは高まっていることでしょう。
一方、スバル本社がサポートするSuperGTでは、苦戦が続いています。ツイスティなサーキットでは善戦するものの、富士等では厳しい戦いが続いています。コーナーで遅いマシンに詰まり、ストレートではプライベータのマシンにゴボウ抜きに。。。ファンには辛いものがあるでしょう。
何しろ、BRZはたった2Lの4気筒ターボ。倍以上の大排気量マシンと競うのは、そもそも無理。SuperGTはかなりの優遇処置を与えてはいますが、唯一の小排気量マシンとあって、優遇処置にも限界があります。SuperGT側としては、ライバル並みの排気量にして欲しいのが本音でしょう。
SuperGTでは、スバル本社のサポートの下、STIとR&D SPORTで共同参戦しています。参戦形態は、TRDやNISMOと同じワークス体制です。にも関わらず、プライベータに後塵を拝しているのが現状です。
ワークスは、メーカーの技術力の顕示とファン獲得のためにレース活動を行います。ワークスである限り、勝って、勝って、勝ち続けねばならないのです。逆に言えば、敗北はマイナスプロモーションとなります。もし、スバルが「勝てるエンジン」と「勝てるだけの資金」を用意するつもりが無いのなら、早急に撤退すべきでしょう。