スバルショップ三河安城の最新情報。あなたは知ってた?スバル10のヒミツ。| 2021年7月18日更新

 
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文責:スバルショップ三河安城 和泉店

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担当:余語

 

ヒミツ8:優秀なスバルの四輪駆動システム、実は1980年代の設計。

スバルのヒミツ8:四輪駆動システム

スバルが世界に多くのファンを持つ原動力となったのが、スバル独自の四輪駆動システム。この始まりが、宮城スバルの独自改造にあることは、スバルファンならご存知でしょう。

しかし、現用の四輪駆動システムが1980年代の設計にまで遡ることは、多くの方がお気付きでないかも知れません。現在主流となっているアクティブトルクスプリットAWDのベースは、1985年に誕生した奇妙奇天烈なクーペ・アルシオーネに搭載されたACT-4というシステム。ハイパワー系モデルに採用されるVTD-AWDはACT-4の派生型で、1991年に誕生したアルシオーネSVXが初搭載。

以来、ハードウェア・ソフトウェアに連綿と改良と改善を続けて、今日のスバルのAWDシステムがあるのです。ですから、この源設計に携わったエンジニアは、誰一人スバルにはいません。。。

 

ヒミツ9:真のスバルファンは、決してブリヂストンを履かない??

スバルのヒミツ9:ブリヂストンタイヤ

旧中島の発動機開発の総本山で、荻窪に本拠を置いていた富士精密は、戦後乗用車エンジン開発に着手。そこに現れたのが業績不振のたま自動車。発動機技術のない彼らは電気自動車に賭けますが、朝鮮戦争で鉛が払底。そこで泣きついたのが、ブリヂストンの総帥・石橋正二郎。

屈指の秀才が集う富士精密に目を付けた石橋は、興銀から全株式を買収。強引に経営権を掌握すると、たま自動車と合併させ、プリンス自動車を誕生させます。自らの意思と関係なく、再合同への道を絶たれたのです。

ところが、トヨタ、日産から競合企業保有を理由にタイヤ取引を拒否されると、石橋はプリンスを日産に売り飛ばします。その後、彼らは日産の労働争議に巻き込まれ、散々な目に遭うのです。R380を手掛ける彼らが再合同に参加していたら、どんなスバルになっていたことでしょう。

 

ヒミツ10:WRCを撤退したのは、水平対向エンジンの重心の高さが原因。

スバルのヒミツ10:WRC撤退の理由

スバルは水平対向エンジンの技術的優位性を証明するために、WRCへの挑戦を開始。1995年に初制覇を果たします。2000年、スバルは徹底的な低重心化とマスの集中化を図った新型WRカー、WRC2000を誕生させます。この時期、WRカーは一気に技術的進化を遂げます。

プジョー・206WRCは、横置き直列4気筒を後方に倒して搭載しつつ、縦置きミッションを採用し、マスの集中化を実現。これに引き続き、フォードがオイルポンプ強化とオイルパンに密閉化によってドライサンプ化を達成。一気に低重心化を図ります。

両者の熟成が進むと、スバルは専ら後塵を拝すようになります。水平対向エンジンは、エンジン位置を後退させられず、エクゾーストがあるため低配置化には限界があったのです。遂に巻き返すことは叶わず、2008年を以て成績不振を理由に撤退を選択してしまったのです。

 

文責:スバルショップ三河安城和泉店 営業:余語

 

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