スバルショップ三河安城の最新情報。スバル内部に大変化??「Japan Mobility Show 2025」出展概要| 2025年10月20日更新



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Forester Wilderness prototype:参考出品
「Forester(フォレスター)」をベースに、専用のフロント&リヤバンパーや、拡大したホイールアーチクラッディング、専用LEDフォグランプなどを装備したモデルです。フォレスターが持つ正統派SUVとしての価値に、タフでラギッドなデザインや、走破性や機能性の強化といった新たな価値を加えることで、個性を際立たてました。」
Wildernessシリーズは、スバルが米国市場で展開している、オフローダーブランド。彼の地では、クロストレック、フォレスター、アウトバックに、それぞれWilderness仕様が存在しており、スバルSUVのイメージをビビットに牽引する役割を担っています。
今後、日本市場での展開が予測されており、その第一弾としてフォレスターが公開されることとなります。
このフォレスターのWilderness仕様は、ヘッドランプが専用とのことから、台数限定などではなく、カタログモデルとして追加される可能性が高いでしょう。但し、人気間違いなしなので、購入をご検討の方は、販売店へ足繁く通われることをオススメします。
なお、Wilderness仕様が、S:HEV仕様か、ターボ仕様かは判然としませんが、マフラーが何本あるかですぐに識別可能なので、会場へお出掛けの方は、是非直接ご確認下さい。

Outback Wilderness prototype:参考出品
「『Outback(アウトバック)』をベースに、『お客様の多様なライフスタイルに寄り添い、自然と共生する』というアウトバックのコンセプトを継承しながら、タフでラギッドなキャラクターに磨きをかけ、アウトドアシーンで頼れる走破性と機能性をさらに強化したモデルです。」
新型アウトバックは米国専売。日本のモーターショーで展示する必然性が、全くありません。では、なぜ今これを見せるのか。それは、日本市場の反応を見る以外にあり得ません。
現実的には、右ハンドル仕様が存在しない以上、今着手したとて、開発・発売には3年近く時間を要するはず。その投資も、相当のものとなるでしょう。ただ、新型モデルの生産拠点は、日本に置くそうなので、先代よりも障壁は低いやも知れません。オセアニア市場を考慮して、右ハンドル仕様が復活。。。なんて可能性もないとは言えません。
ウルトラCとしてあり得るのは、トランプ・ショックによる米国車に対する市場開放です。トランプ政権が、日本独自の自動車法規制を、貿易障壁としてやり玉に挙げているのは、誰もが知る処。もし、この要求に日本が屈すれば、米国仕様車がそのまま日本を走れるようになる、かも知れません。その場合、米国仕様のアウトバックを、国内でそのまま販売することが可能になります。ただ、左ハンドル車が、右ハンドル車と完全に同等の安全を担保するのかは、議論の余地があるでしょう。

1983 Subaru GL Family Huckster:参考出品
「スバルオブアメリカのモータースポーツ部門が、1983年製Subaru GL Wagonをベースに、最新のテクノロジーを組み合わせ、SUBARUのDNAを感じる外観と圧倒的なパフォーマンスを両立するマシンとして蘇らせたモデルです。時代を越えて、最新のカルチャーと融合させることで生まれる、SUBARUブランドならではの新たな価値の盛り上がりを紹介します。」
2023年1月2日に突然の死が伝えられた、ケン・ブロック。彼が取り組んだ「KEN BLOCK'S GYMKHANA」は、初期のYoutubeを代表するプログラムの一つとして、世界の注目を集めていました。このプログラムで、彼が愛用したマシンの一つが、GRB型インプレッサでした。ただ、彼がWRCを目指した時には、スバルのWRCプログラムは終了しており、以後はフォードとの関係を深めていくことになります。彼の死後、プログラムは終了しますが、これを引き継いだのが、盟友トラビス・パストラーナです。
スバル・オブ・アメリカ(SOA)と強いコネクションを持つパストラーナが、新たな「オモチャ」としているのが、ちょっとおふざけが過ぎる、このバケモノマシン。2022年に登場した「レオーネ・ツーリングワゴン」は、2024年のグッドウッドにも登場。大きな話題となりました。
なお、SOAは、米国国内で開催されるラリー選手権に現行WRXをエントリーさせている他、数年ごとにワンオフのバケモノマシンを製作しています。今年のグッドウッドには、SUBARU PROJECT MIDNIGHTなるマシンを投入。スコット・スピードのドライブで、見事2番手タイムを記録しています。ただ、どういうワケか、誰の差し金か、本社の頭が硬いのか。これまで、SOAのハチャメチャなモータースポーツ活動が日本の公式で紹介されたことは、一切ありません。そこへ来ての、今回のモーターショーデビュー。しかし、登場するのは、ちょっと古めのGL。。。今後の展開が多い注目されます。

スバルに戻ってきた、遊び心と刺激。これは、期待大!
今回の出展概要見て、最初に思ったことは、「遊び心」と「刺激」がスバルに戻ってきた、という感覚。一時は、デザインコンセプトばかりを並べ、何の提案もしてこなかったスバルですが、内部で大きな変化が起きつつあることを伺わせます。
自動車ブランドは、幾つかの不可欠な要素で成立しています。
1.安心と信頼:そのブランドが提供する品質と実績が、消費者に購入後の安心と信頼を与えます。
2.プレミアム:そのブランドの製品を所有する喜びとステイタスを提供します。
3.技術的優位性:優れた技術は、より良い製品を求める消費者に、相応の対価を支払う動機を与えます。
4.刺激:刺激的なプロモーションとブランド展開は、ブランドに特別な印象を与えます。
5.ヒストリー:特別なヒストリーを持つブランドは、永遠に特別であり続けることができます。
スバルは近年、安全技術を通じて「安心と信頼」を提供することに腐心してきました。しかし、ブランド力を強化するには、これだけでは不可能。1〜5の全てをバランス良く強化せねばなりません。
近年のスバルブランドが、何処か活気に欠けていたのは、1の「安心と信頼」ばかりに注力しつつ、根拠もなく「プレミアム」を求めてきたからです。その結果、ブランドイメージは希薄となり、アイサイトだけが先行する、少し不明瞭なブランドとなってしまいました。
そもそもスバルは、水平対向エンジン+AWDという技術的個性と、中島飛行機とWRCという稀有なヒストリーを有する、強力なブランドポテンシャルを秘めたOEMです。ところが、これまでの経営陣は、これらをブランドイメージに活用することを、極端に避けてきました。STIは単なるグレード名に成り下がり、MTモデルは廃止され、インプレッサはファミリーカーになってしまいました。このような変化は、経営的必然性があったにせよ、ブランド力を低下させる変化であったのは間違いありません。意図的に、SOAのモータースポーツ活動を無視してきたのも、同様な背景があるのかも知れません。
しかし、今や経営陣は完全に刷新されました。旧来の営業畑絶対王政から、新たに技術畑の大崎体制へと大きく変化しています。その結果として、スバルの内部にも大きな変化が生まれているのでしょう。だって、東京ビッグサイトのスバルブースに、パストラーナの「フザけたバケモノマシン」が展示されるのですから!さぁ、皆さんもJapan Mobility Showの会場で、スバルの新時代の幕開けを全身で感じてみて下さい!
最後に、残念なお知らせが一つ。ブースのイメージ画像を見る限り、今回は隠し玉はない模様。つまり、GT300用の新エンジンの告知は、年明けの東京オートサロンまで待たねばならない、ということ。ただ、Japan Mobility Showでこれだけ刺激的なのですから、東京オートサロンではもっと刺激的な発表があるかも知れませんね!
2025年10月 Japn Mobility Show 2025 出展概要






