スバルショップ三河安城の最新情報。期待以上の完成度「レヴォーグ」試乗レポート。| 2014年6月2日更新
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みなぎるトルク。あふれるパワー。これで1.6L。しかも、レギュラーガソリン。
1.6Lターボ。1500kg以上もあるレヴォーグのボディからすると、頼りないように思われました。特に合流加速などで力不足を露呈する懸念が・・・確かにありました不安が。試乗する前は。
でも、心・配・御・無・用!!
走りだした途端、そんな不安も懸念も初夏の逃げ水のようにスルスルと消えていくではないですか。あぁ、ナンてことでしょう!
そのトルクフルなフィーリングと加速は、とても1.6Lとは思えません。低回転から滑らかで分厚いトルクが満ちあふれ、ツーリングワゴンのボディを、どこまでも切れ目なく加速させていきます。
もちろん「FA20DIT」のような爆発力はありません。しかし「このパワーで充分。」そんな「ゆとり」さえ感じさせてくれるのが「FB16DIT」の魅力と言えるでしょう。水平対向エンジン自体、対向シリンダーが同時着火するため、直4に比べて低回転は大得意。そこへターボのトルクが上乗せされ、無断階変速のリニアトロニックがオイシイ回転域でキープしていくので、その加速はまさにシームレス。
それでいてレギューラーガソリン可。しかも、アイドリングストップ付。あぁ、ナンてことでしょう!
ベースエンジンは、インプレッサに搭載されている「FB16」のハズ。しかし、性能目標に到達すべく開発を続けた結果、共通部品で残ったのはクランクシャフトただひとつ。つまりこのエンジン、ほぼ全て専用設計なのです。スバルの悪い癖です。目標を目指すとマッシグラ。コストが、コストが。。。あぁ、ナンてことでしょう!
でも、いいのです。私たちの願いはお客様に「最高の一品」をお届けすることなのですから。
走りも最高。そのボディは、WRXと共通設計。
レヴォーグは「WRX S4」のワゴン版と考えてください。スバルの頂点に君臨するハイパフォーマンスモデル「WRX STI」、その血統を受け継ぐのがこの「レヴォーグ」なのです。ですから、強靭なボディ剛性は言うにおよばず、スタビリティもアジリティも全てがスポーツカーレベル。
かつて、ヨーロッパフォードを育てたリチャード・パリー・ジョーンズはこう言いました。クルマのデキは、最後の5%で何をするかで決まる、と。
レヴォーグの完成度は、走り出してすぐに感じられます。ボディが、実寸以上にコンパクトに感じられるのです。ギュッと凝縮されたボディが、ドライバーの手のひらにスッと収まったようなフィーリング。だから、ドライバーはいつでもスグに、レヴォーグと密なコミュニケーションが可能になるのです。これこそが、徹底的に作り込まれている証です。
実に素晴らしい。あぁ、ナンてことでしょう!やはり、スバル。そう、スバルだからできたことなのです。
クルマとは何なのか、その魅力は何なのか。アレが付いている、コレが最先端・・・そんなことはどうでもイイのです、実際には。もちろん、コストダウンなどは。。。
クルマという「基本」が背骨のように、どこまでもしっかり作り込まれていること。これこそが、スバルの哲学。決して、ブレない。決して、逃げない。「スバルイズム」の全てを体現したかのような、「レヴォーグ」の高い完成度。ぜひ、お近くの販売店で感じてみてください。