スバルショップ三河安城の最新情報。MotoGPのススメ。二輪がニガテな方々へ。| 2024年8月7日更新
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四輪のレースが、眠たくて仕方ない方へ。
ムカシのF1は、面白かったなぁ。ドライバーに個性があって。。。と昔日の面影を追いかけて、気が付いたらYoutubeのオススメがセナだらけになっているアナタ。あの頃のWRCは、スゴかったなぁ。ドライバーが花盛りで。。。と記憶の片隅を掘り起こして、気が付いたらクルマのナンバーが、555になっているアナタ。1991年のルマンはなぁ、最高だった。ロータリーサウンドが。。。とこれまた気が付いたらクルマのナンバーが、55になっているアナタ。
確かに、その通り。F1は見てても眠くなるばかりで、WRCは見ることさえ止めてしまうほどで、WECはBoPで勝者が決まる茶番劇。。。と、そのどれもが魅力に欠けているのは間違いありません。
食わず嫌いこそ、ドハマリの気配。MotoGPへようこそ。
そんな皆さん、MotoGPはご覧になった事はありますか?いやぁ、二輪はテリトリー外、、、とか。転ぶのが見てても怖くて、、、とか。そもそも食わず嫌いとか、、、とか。色んな理由はあると思います。でも、一度MotoGPを試してみてください。必ずや、夜な夜な熱狂したあの興奮が、アナタに帰ってきますよ!
まず、何が面白いって、白熱するバトルです。四輪の場合、オーバーテイクは互いのペース差が生じた場合にのみ、起こり得るもの。ペース差が少なければ、数珠つなぎのままチェッカー。。。けれど、MotoGPは違います。1周のうちに4〜5回1位が変わるとか、ファイナルラップに大逆転とか、寧ろ、日常茶飯事。1位のライダーの独走なんて、珍しいくらい。叫び過ぎて喉が痛い!なんてことも。いや、決して大袈裟じゃないんです。
ストレートエンドのブレーキ合戦、立ち上がりのクロスライン、ストレートで3ワイドとか、もう四輪では昔日の彼方のあの光景が、MotoGPでは毎周毎周起こる!(は、言い過ぎかも。。)だけど、それだけじゃぁ、ありません。タイヤが厳しくなると、立ち上がりでズルズルとドリフトしたり、ブレーキングでガンガンにマシンが暴れたり、もぉまるでロデオ状態。でも、彼らはそれを強引に捻じ伏せるばかりか、その状態で前のマシンのインに飛び込む!え!?止まれんのかッ!?止まるんかいッ!!んで、抜くんかいッ!!恐ろしや、恐ろしや。。。
何しろ、MotoGPマシンは重量157kgで最高出力300ps以上。最高速度は、四輪より速い(!!)360km/hに達します。これを、コブシより小さい接地面積でコントロールする。。。まさに神業。見れば、スグに分かります。自分には、絶対ムリだって!
バイクに乗ったことのある人なら、必死で膝を擦ろうと、愛車と必死に戦った日々を思い出す人もいるかも知れません。でも、現代のMotoGPは違います。今や、膝じゃなくて、肘どころか、手首(!!)まで擦る勢い。そのバンク角は、最大61°!ライダーは、バイクと路面のたった29°の隙間に、体全部を落とし込んで旋回していくんです。その凄まじさたるや、恐ろしい迫力です。
3つのクラスは低・中・高じゃない!違う魅力が満載!
MotoGPが他のどのカテゴリーとも違うのは、大・中・小と3クラスのレースがあること。つまり、日曜日だけで3レースを愉しむことができます。一番下は、4ストローク単気筒250ccのMoto3。二つめは、4ストローク3気筒765ccのMoto2、そして頂点に位置するのが、4ストローク1000ccのMotoGPです。
3つのクラスは、排気量が違えば、レース展開も違います。だから、三流、二流、一流と、レベルが違う訳じゃありません。各クラスごとに、その魅力はまったく違うんです。
Moto3は、バイクが小さいので迫力には欠けますが、レースは常に数十台の数珠つなぎ。とにかくスリップが効くので、先行逃げ切りはまず不可能。ファイナルラップになっても、5〜6台がトップ争いを展開するのが当たり前。ファイナルラップの最終コーナー、その立ち上がりで大逆転!なんてレースも少なくありません。10代のライダーが多いので、無茶な展開もドキドキもの。昨今は、日本人ライダーが上位を争うので、これまた大いに魅力です。
Moto2は、バイクが少し大きいので、トップ争いは2〜4台。Moto3よりパワーがあるため、終盤にタイヤがタレてくるのが重要な不確定要素。序盤で飛び出して逃げ切るか、中盤でスパートを掛けるか、終盤までタイヤをキープするのか。20代前半のライダーは、踵を接しつつ、頭脳プレーでレースを展開していきます。ここ数年は、小椋藍選手がタイトル争いを展開。後半にタイヤを残すタイプの小椋藍選手が、終盤何処まで上がってくるのか。。。もぅ、興奮が収まりません!
最後は、MotoGP。言わずと知れた、世界最高峰。選ばれし22名のライダーが、その頂点を競います。300ps超の超絶バイクは、各メーカのワークスマシン。近年では、空力パーツがアレコレ付いて、ダウンフォース付き。深くバンクさせると、吸い付くように旋回するとのこと。ちょっと残念なのは、日本メーカの大不振。ビリから4台が全部ホンダ。。。なんて光景も、今や見慣れてきてしまいました。今年は、ホンダ・ヤマハ共にミソッカス。開発制限が緩和されているのですが、絶対王者ドゥカティにまだまだ遠いようです。
3クラスあるから、オシが育っていくのをズッと見守れる。
3つクラスがある、もう一つの魅力。それは、ライダーが育っていくのを、目に見えて愉しめること。Moto3は、今は年齢18才から。顔にあどけなさが残る若造が、クラスを経ることに逞しさを増し、遂には最高峰のMotoGPへ。オシが育っていくのを、ずっと応援していけるのです。
今の成長株は、ペドロ・アコスタ。スペイン出身のこの若者は、若干20才。2021年にMoto3に現れたアコスタは、何と17才でMoto3タイトルを獲得。2022年にはMoto2へステップアップし、2023年に圧倒的な強さでMoto2タイトルを獲得。そして、2024年は最高峰MotoGPへ上り詰めると、第2戦で早くも表彰台へ。たった3年前、Moto3を走らせてた小僧が、今や。。。と、その成長を我が子のように見守ることができる、これもMotoGPの魅力の一つです。
ライダーの好不調が目に見えて分かるのも、MotoGPの魅力でしょう。序盤戦飛ぶ鳥を落とす勢いだったアコスタですが、中盤戦からちょっと苦戦気味。オーバーペースなのか、転倒するレースが増えています。でもこれも、成長過程で必ず陥るスランプ。来年以降、勝ち方さえ覚えてしまえば、2026年には戴冠、、、なんて事もあるかも知れません。
さてさて、今年のタイトル争いは、フランチェスコ・バニャイアとホルヘ・マルティンのドゥカティ一騎打ち。最新型のワークス4台と昨年型4台と、絶対王政を築きつつあるドゥカティ。中でも、この二人は一歩抜きん出ていますが、双方とも転倒が多いのが難点。まぁ、その分だけタイトル争いが白熱するので、悪くはなんですがね。。
ここに追いすがるのが、2013〜2019年と6年連続タイトルの記録を持つ、マルク・マルケス。遅すぎるホンダに見切りを付け、鳴り物入りでドゥカティのサテライトチームに加入。早くもその強さを見せ付けると、来年のドゥカティワークス入りを早々に決定。昨年型ながら、最新型に劣らないパフォーマンスを発揮して、上位に肉薄しています。
そして、話題は早々に来年に。2025年シーズンは、有力ライダーが大シャッフル。マルク・マルケスのドゥカティ入りをキッカケに、マルティンがアプリリア。その流れで、、、、もぅ覚えきれません。バイクは、メーカ毎に個性が強いので、乗り換えが吉と出るか凶と出るか。。。来シーズンも楽しみ満載です!
日本勢、絶賛大スランプ中。応援してやってください。
まぁ、何はともあれ、一度見てください。絶対に後悔はさせません。けれど、けれど、日本メーカが大スランプ中とあって、TV放送はCSの日テレG+だけ!と、かなりお寒い状況。有料なのに、どうやって見るんだ?と聞かれれば、返す言葉もございません。。。嗚呼!2000年頃、NHK・BS1で4時間ぶっ通し生放送だった時代が懐かしい!!
ということは、公式Youtube[LINK>>]で見るしかありません。でも、これならタダですし、ハイライトで短いですし、分かりやすく見やすいです。でも、コチラは内容はたっぷりながら、英語。。。嫌だ!という方は、時折アップされる日テレスポーツのYoutube動画[LINK>>]を探してみるしかありません。でも、コチラは日本人選手のインタビューがあったりと、別の意味で内容豊富。
はてさて、今年もサマーブレイクが終わり、シーズンが再始動したMotoGP。絶賛タイトル争い中のMoto2小椋藍選手は、14位に沈む大誤算!この後、どうなるのか。聞けば、小椋藍選手には、アプリリアのサテライトチーム加入の可能性もあるらしいとか。。。!!
あぁ、せめてBSで放送してくださぁぃ!でも、それもこれも日本勢の復活があってこそ。皆さんも復活を期してホンダ・ヤマハを、小椋藍選手を声を枯らして応援しましょう!