スバルショップ三河安城の最新情報。しなやかな走りの印象。インプレッサ SPORT HYBRID。| 2015年7月12日更新
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専用デザインで登場「インプレッサ SPORT HYBRID」。
スバルは、5ドアハッチバックの「インプレッサ SPORT」にハイブリッドモデルを追加することを発表しました。スバルならではの水平対向エンジン+シンメトリカルAWDの低重心レイアウトによるスポーティなドライビングフィールに、ハイブリッドによるモアパワーが加わるという、楽しみな1台の登場です。
この「インプレッサ SPORT HYBRID」の追加によって、スバルのハイブリッドは2モデル構成となり、「インプレッサ SPORT」には1.6L、2.0Lに加えて3つ目のパワーソースが加わることになります。
ハイブリッドシステムは2013年夏に発売された「XV HYBRID」を踏襲していますが、6月以降仕様変更が行われます。この変更によって、燃費はJC08モードにおいて従来の20.0km/Lから20.4km/Lに引き上げられることになります。
随所に施されたオリジナルチューニング。
まず、目を引くのは完全オリジナルデザインのフロントエンド。ブラックメッシュのグリルに、横幅いっぱいに口を開けてフロントバンパーが、ワイド&ローで引き締まった力強い印象を醸し出しています。
タイヤサイズの変更(205/50R17→215/50R17)に伴ってフロントのみフェンダーアーチモールが追加されたほか、タイヤ直径の大型化によって25mm車高が増加しています。一方で、ハイブリッドユニットの収納によって、最低地上高は逆に15mmのマイナスとなっています。
リヤコンビランプは「XV HYBRID」と同じLEDのクリアタイプとなり、大型化したルーフエンドスポイラーが標準装備となります。
グレードは「HYBRID 2.0i EyeSight」と「HYBRID 2.0i-S EyeSight」の構成で、2.0i-Sではガンメタ塗装の17インチアルミホイールと「XV HYBRID」と共通のブラック/シルバーのインテリアが装備されます。
想像以上に、しなやかな乗り味。
この「インプレッサ SPORT HYBRID」のベースは「インプレッサ SPORT」ではなく、一昨年デビューした「XV HYBRID」。そのベース車のXVと比較すると、トレッドは-25mm、全幅も同じく-25mmとなっており、全高は-60mmとなっています。それでも、XV譲りのたっぷりとしたストロークはそのままきっちり確保されており、足廻りの開発にあたっての仕様変更は、ナロートレッド化がメインとなっています。
よって、そのドライビングフィールもXV系の多くを受け継ぐものになっています。その印象は、クイックなレスポンスを愉しむといった系統ではなく、穏やかな反応の中でしっとり走るのが信条といったところ。それでも、ダンピングは相当に改善されていて、タイヤの偏平率が下がっているにもかかわらず、足はしなやかに動くので突き上げは無く、むしろより滑らかな印象。動的質感の向上を強く感じられる、素晴らしいサスセッティングであると言えるでしょう。
ここ1年。スバル車のサスセッティングは急速に改善されてきました。強い衝撃をすべてゴムブッシュで受け流してしまう「マヤカシの改善」ではありません。ガッシリとしたボディに、しなやかな足廻りの組み合わせ。つまりクルマの基本に立ち返っているのです。それも、フルモデルチェンジを待つのではなく、1年毎の年次改良で着々と改善されてきています。中でも、ダンパーの改善には目覚ましいものがあります。ダンパーの縮み側のフリクションの低減など、原価が嵩む改善もコストを惜しまず実施されており、「動的質感の改善」に対するスバルの並々ならぬ決意が感じられます。
一見贅沢とも思える改良が次々実施されていくこの状況には、目下好調な販売実績と業界屈指の高い利益率が背景にあるのは間違いないでしょう。今後のスバルの進化が、ますます楽しみになってきました。