スバルショップ三河安城の最新情報。アイサイトまるわかり便覧:2021年2月最新版| 2017年9月17日更新
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オートビークルホールド(AVH):全モデルに標準装備
大型車ではかなり以前から装備されていた、ESという装置。ギアを抜いてブレーキで停止すると、自動で停止保持してくれるものです。大型車はエアブレーキのため、その実用化は容易でした。
これに倣ったのが、乗用車用のAVH。信号待ち等でブレーキを踏んで停車させると、電動パーキングが自動で作動。アイドリングストップ状態のまま、停止を保持してくれます。ブレーキペダルから足を離してもアイドリングストップが維持されます。再発進は、アクセルを踏むだけ。非常に便利な装備です。
ただ、車庫入れ時はAVHを解除せねばなりません。クリープ現象時に停止保持されてしまうからです。それが為か、AVHはエンジン始動のたびに解除されています。フォレスター、インプレッサ/XVではセンターコンソールのスイッチで作動の選択しますが、レヴォーグではディスプレイで項目を呼び出し、AVHの作動を選択する必要があります。
アクティブトルクベクタリング:全モデルに標準装備(インプレッサの一部モデルを除く)
各輪に独立したブレーキ制御を行うことで姿勢安定を図る、VDC。このVDCのシステムを用いて、旋回性を改善するのがアクティブトルクベクタリングです。他のオプションとは趣が異なり、走行安全分野に類するものです。
旋回中にイン側の前後輪にブレーキを掛けることで、ヨーモーメントを増加させ、安定した旋回を可能にします。現行モデルはすべて、フロント寄りの駆動配分を持つAWDシステム(アクティブトルクスプリットAWD)を採用しているため、コーナリングは基本的にアンダー傾向。それ故、トルクベクタリングの有効性は高いと言えます。ターンイン後、クリッピングポイントからアクセルを踏み込んでも、旋回性を失わずに加速していきます。作動も非常に滑らかで、違和感が少ないのも特徴です。
レヴォーグ、フォレスター、XVの全車に標準搭載。インプレッサ・SPORTではAdvance、2.0e-L、STI Sportに搭載、インプレッサ・G4では2.0i-Sのみが搭載しています。
アイサイトX:レヴォーグにオプション設定
アイサイトXは、スバルの全ラインナップの頂点に君臨する、2021年時点で最高性能のADASです。搭載車種はレヴォーグのみで、それも「EX」グレード車に限られます。メーカーオプション価格は、35万円(税抜き)。しかし、その価格がバーゲンセールと思えるほど、非搭載車との装備差は著しいものがあります。
アイサイトXで追加されるコンポーネントは、以下の通り。3D高精度地図ユニット、データコミュニケーションモジュール、テレマティクスアンテナ、GNSSアンテナ、ステアリングCU、ステアリングタッチセンサー、12.3インチフル液晶メーター、センターインフォメーションディスプレイ、ドライバーモニタリングシステム。抜粋しただけでも9点に及び、単品部品価格で合計すると軽く100万円を超えます。
これらコンポーネントにより、50km/h以下でのハンズオフや渋滞時の自動再発進、オートレーンチェンジ、カーブ及び料金所手前での減速制御、異常発生時の自動停止制御など、先進の運転支援を実現しています。そのコアとなるのが、3D高精度地図ユニットとGNSS情報です。
アイサイトXは、高精度で現在地座標を把握し、これを収録されている道路情報と照合。これに完全合致する場合のみ、その機能が実行可能となります。そのため、車線区割りの変更や新しい施設の開設等により、道路状況に変化が生じたと判断された場合、アイサイトXはその作動を停止します。もちろん、全国津々浦々の道路情報を最新のまま維持することは不可能です。そのため、アイサイトXが利用可能なエリアは、現時点ではナンバリングされた高速道路の本線区間のみに限られています。なお、この収録データの更新は、販売店にて実施する必要があります。
テレマティクスユニットはアイサイトXと共にEX仕様に含まれるものの、機能は全く別系統に仕立てられており、こちらは緊急時の通報をメインに使用されます。サービス名称はSUBARU STAR LINKで、事故等の緊急事態時の救命率向上を目的にしています。テレマティクスユニットは、独自の4G回線を有しており、STAR LINKの更新はこちらを介して自動的に行われます。
なお、センターインフォメーションディスプレイに含まれるナビの地図データは、WiFiを介してダウンロードすることが可能です。
X-MODE:フォレスター、XV(1.6iを除く)に標準装備
アクティブトルクベクタリング同様に、VDCのシステムを応用して実現したシステムで、ヒルディセントコントロールの一種です。
そもそも、スバルの4WDは他メーカーのそれよりも走破性が高いのはよく知られていますが、これをさらに補完するものです。
各輪のスリップ率を監視、ブレーキを個別制御することでスリップを強制的に解消。グリップレベルが低い路面状況での走破性を確保します。現行のX-MODEは、「SNOW・DIRT」と「DEEP SNOW・MUD」の2つのモード。「DEEP SNOW・MUD」ではVDCがOFFになり、タイヤをスリップさせることで、深いぬかるみからの脱出を企図しています。
X-MODEは、ラフな路面での使用を前提にしているため、オンロード系のモデルに搭載された事例はありません。
EyeSight便覧 モデル紹介
アイサイトは、間断なく常に進化を続けています。そのため、改良のタイミングによってモデルごとにシステムの世代が異なっています。では、次は各モデルに搭載されるアイサイトの仕様(2021年2月現在)について見ていきましょう。
なお、掲載の性能値は公称のカタログ値と異なる場合があります。
フォレスター:EyeSight ver3.5 ツーリングアシスト
ver.3.5を搭載するフォレスターは、2018年の登場。運転支援技術が充実し、最高峰の安全性能を誇るSUVに進化。2020年には、グレード体系を刷新。エンジンラインナップが大幅に変更されています。X-MODEの搭載により高い走破性を確保した他、左下方用の視界確保用にサイドビューモニターが標準装備されています。
e-BOXER搭載グレードでは、クルーズコントロールに「Eco」モードが追加されています。
アイサイト:EyeSight ver.3.5 ツーリングアシスト
AEB:衝突回避上限速度 公称50km/h
ACC:0〜135km/h 最低設定速度30km/h 自動停止保持機能付 停車時作動可能
ALK:0〜145km/h 車線中央維持機能付
オプション:アイサイト セイフティプラス
運転支援:アダプティブドライビングビーム、スバルリヤビークルディテクション
視界拡張:フロントビューモニター、スマートリヤビューミラー
その他標準装備:
AVH、アクティブトルクベクタリング、RAB、LEDヘッドランプ(ステアリング連動は標準/アダプティブドライビングビームはオプション)、X-MODE、サイドビューモニター、エアバッグ(運転席&助手席SRSエアバッグ、SRSサイド+SRSカーテンエアバッグ、運転席SRSニーエアバッグ、歩行者保護エアバッグ)
その他オプション:
リヤビューカメラ(ステアリング連動ガイド線)、リヤビューカメラブロワ、ドライバーモニタリングシステム
インプレッサ SPORT/G4:EyeSight ver3.5 ツーリングアシスト
2019年秋のマイナーチェンジにより、ツーリングアシスト(ver3.5)に換装。2020年秋にはさらに、SPORTのグレード体系とエンジンラインナップを刷新、能力面で大きな飛躍を遂げています。1.6Lモデルであれば、車体価格200万円程度。この価格で、これだけ充実した運転支援システムを搭載したモデルは、世界広しと言えどもインプレッサだけでしょう。
e-BOXER搭載グレードでは、クルーズコントロールに「Eco」モードが追加されています。
アイサイト:EyeSight ver3.5 ツーリングアシスト
AEB:衝突回避上限速度 公称50km/h
ACC:0〜135km/h 最低設定速度30km/h 自動停止保持機能付 停車時作動可能
ALK:0〜145km/h 車線中央維持機能付
オプション:アイサイト セイフティプラス
運転支援:スバルリヤビークルディテクション
視界拡張:フロントビューモニター、サイドビューモニター
その他標準装備:
AVH、RAB、アクティブトルクベクタリング(インプレッサ・SPORTではAdvance、2.0e-L、STI Sportに搭載、インプレッサ・G4では2.0i-Sのみに搭載)、エアバッグ(運転席&助手席SRSエアバッグ、SRSサイド+SRSカーテンエアバッグ、運転席SRSニーエアバッグ、歩行者保護エアバッグ)、ABS、VDC、エマージェンシーストップシグナル
その他オプション:
LEDヘッドランプ(アダプティブドライビングビーム)、リヤビューカメラ(ステアリング連動ガイド線)、リヤビューカメラブロワ