スバルショップ三河安城の最新情報。スバル復活の旗印。新型フォレスターがNYでワールドプレミア。| 2018年3月29日更新
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3月28日、新型フォレスターが遂にベールを脱ぐ。
スバルの最量販車種として、不動の地位を確立したフォレスターが遂にフルモデルチェンジを敢行しました。3月28日、アメリカ・ニューヨークでワールドプレミアされた新型フォレスターは、スバルの新たな時代を切り拓く旗手となるでしょう。
エクステリアは先代のエッセンスを引き継ぎつつも、より筋肉質なイメージへと一変しており、ボディサイズの拡大を感じさせません。よりタフで、より頼もしい、全天候型SUVへと更なる進化を遂げています。
では、発表間もない新型フォレスターの詳細を見ていきましょう。
注目のエンジンは、2.5LNA。
エンジンは、これまで北米向けに搭載していた2.5L NAエンジンを直噴ヘッドに換装のうえで新たに搭載。数値にして、出力:9ps/トルク:3N-mと、若干ですが性能を向上させているようです。この流れはインプレッサに沿うもので、インプレッサは直噴化によってレスポンスと燃費を大きく改善していますから、期待できるでしょう。
これまで、北米では2.5L、国内では2.0Lと2種のエンジン展開を行っていたフォレスター。新型フォレスターでは、国内でも2.5Lで行く、との噂。この辺りは、国内発表を待ちましょう。
トランスミッションは、仮想7速のマニュアルモード付きリニアトロニックに進化しています。上記同様にインプレッサと共通の進化であることから、エンジンとトランスミッションの連携感をより強めたダイレクト感の強い加速を実現することでしょう。
また、SIモードには「S#」が追加。より、スポーティかつダイレクトな変速感を楽しめます。
現行フォレスターでは、スルルルルと滑らせてトルク増幅を図っているのですが、この辺りがダイレクト感を大きく欠いているのは事実です。ただ、ボディに対しトルクが不足しがちな2.0LNAなのですから、致し方なないのかも知れません。ここを考慮しての排気量アップなのでしょう。
プラットフォームは、新世代SUBARU GLOBAL PLATFORMを採用。
足廻りの詳細に関しては、国内発表を待たねばならないでしょう。ただ、SUBARU GLOBAL PLATFORM(以下、SGP)に全面刷新されていることだけは公表されています。
SGPは、スバルの今後10年を担う新世代シャシーです。他メーカーが軽量化に一気に転舵する中、重量増を恐れず(?)に丹念な剛性アップを図った結果、劇的に走りを進化させたのが、このSGPです。自動車本来の走る・曲がる・止まる、その全てが劇的な進化を遂げています。
段差に乗った瞬間、皆さんのおクルマは「ドン!」と音がしますか?この「ドン!」は、路面入力に起因するフロア共振です。SGP採用のインプレッサは、この「ドン!」が消えました。段差でも、タイヤが「スタン」と音を立てるだけ。剛性が高いため、共振点が高く、この差が「動的」静粛性を大きく左右するのです。
SGPのスゴさは、誰でも乗っただけでスグ分かるはずです。目隠しをしていても、分かる。それ程の違いです。
現行フォレスターでは当初、足廻りのキャパシティが不足気味で、ビッグマイナーチェンジを敢行せざるを得ませんでした。後期型フォレスターはそれでも劇的な進化でしたが、新型フォレスターに乗ってしまえば、霞んでしまうほどの実力差があるのは間違いありません。
より筋肉質で、タフさを増したエクステリア。
モデルチェンジに際して、日本の皆さんがもっとも気にするのがボディサイズでしょう。新型フォレスターのボディサイズは確かに拡大されたものの、全長で+15mm、全幅で+20mm、ホイールベースで+30mmと、サイズアップは最小限。最小回転半径も5.4m(+0.1m)に抑えられており、取り回し上はほぼ現行と変わらないでしょう。
エクステリアは、明らかにタフさを増しています。先代のお顔が温和すぎた反省か、存在感のあるヘキサゴングリルと、スクエアなヘッドランプユニット、フォグランプカバーが、ガッチリと逞しい表情を演出しています。
ボディサイドに廻れば、深くエッジの効いたキャラクターラインが忙しく刻まれているのが目を引きます。強く張り出したフェンダー面と、グッと引き絞ったボディサイドが対照的で、鍛え上げられたアスリートボディのようです。
リヤ廻りでは、グッと踏ん張ったコーナーがスクエアな印象を与えます。リヤから見る分には、ワンクラス上に思えるかも知れません。テールランプユニットは「コ」の字型のイメージを、より強く投影した新形状。ランプの一部は、新たにゲート側に移設されています。
テールゲートは縁を取り囲むように、目一杯大きく開きます。最大開口幅は1300mmに達し、バンパーの見切り線もギリギリまで下げられており、ユーティリティは極めて良好のようです。今回、テールゲート下部に水平方向のラインを追加。ナンバープレート周りをエッジの効いたラインが取り囲み、まるでタフギアのようです。
どの方位からも、グッと密度が濃く、引き締まった筋骨隆々ボディに生まれ変わった新型フォレスター。早く実物が見てみたいものです。
注目のアイサイトは、ver3.5?それとも、ver3.2?
アイサイトについては、詳しい発表が無かったようです。ただ、センターコンソールの写真に「AVH」が映っているので、ver3.5の可能性もあります。現在、停止状態を自動保持するAVHは、レヴォーグ/S4のみに装備されています。AVHは、ACCの機能と連動させねばなりませんから、後期型レガシィのver3.1とも異なっています。
ただ、アクティブレーンキープ(以下、ALK)が0km/hから作動可能なver3.5なのならば、何の告知も行わないというのは考えがたいことです。が、プレスリリースにその旨の記載は一切ありませんし、ステアリング上のスイッチがver3.0系の「白線タイプ」のままです。となると、ver3.5でないのは確実でしょう。ただ、これは米国仕様車です。国内仕様とは異なる、可能性もあります。ならば、新たなver3.2とも言うべきアイサイトが搭載されている、と見るべきでしょう。
ALKは、SUV系のハイトの高いタイヤとはマッチングが良くありません。転舵からのリアクションの応答遅れが大きく、外乱に対する修正舵の制御が難しいのです。その為、ALKの作動範囲が限られている可能性があります。車線中央維持機能が搭載されているのか、そしてその作動範囲がどうなのか、今後情報が入り次第、お伝えいたします。
注目の新機能、ドライバーモニタリングシステムとは何か。
ドライバーモニタリングシステムはアイサイトとは一切関連しない新規システムであり、プレスリリース上の「『ドライバーモニタリングシステム』をSUBARU初採用」の表現を見る限りスバル独自開発のシステムではないと思われます。納入メーカは明らかではないものの、海外サプライヤ製の吊るし製品なのでしょう。
ダッシュボードセンターのMFD上に配置したセンサーで、ドライバーの状況を随時確認。居眠りや脇見運転等を検知して注意を促します。また、ドライバーの顔を検出し、判別。各ドライバーが設定した、パワーシート位置やエアコン、ミラー設定等の設定項目を自動復帰する機能が実現するようです。
ただ、新型フォレスター全グレードにパワーシートが標準装備なはずもなく、その場合上級グレード(及び本革シート)のみに搭載されるのか、非パワーシート車には装備不能なのかは不明です。
X-Modeも、進化。
暖地にお住まいの方には、ほとんど縁のないX-Mode。ですが、当店のお客様の中には福井豪雪で活用した方もいらっしゃって、実はスバラシイ機能なのですが、このX-Modeも進化しているようです。
インプレッサでは電動パーキングスイッチがある位置に、X-Modeのダイヤルスイッチが鎮座。「SNOW DIRT」と「D.SNOW MUD」が新設されています。グリップレベルによって制御が切り替わることで、より幅広いコンディションに対応します。