スバルショップ三河安城の最新情報。スバル最新ニュース、総ざらい。EVOLTISから、ニュル24Hまで。| 2018年5月10日更新

 
XV INTELLIGENT BOXER
スバルの最新ニュース、総ざらい。
 
2018年5月10日 明日は注目の決算発表。スバルの展望や如何に。
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文責:スバルショップ三河安城 和泉店

お問い合わせ:0566-92-6115

担当:余語

 

勢いに陰り?国内市場では、データ偽装問題により大失速。それでも堅調な北米市場。

これまで長きに渡り好調を維持してきたスバル。北米市場では、ヒュンダイに迫る7位と過去にない好調ぶり。主幹モデルのフォレスターのFMCと、大型SUVアセントの投入により、北米市場に更なるテコ入れを狙っています。スバルは今、空前の勢いを見せています。

ところが、スバルのニュースは明るい話題ばかりではありません。特に、昨年末に発覚したデータ偽装問題の影響はかなり大きく、4月の国内販売実績は25.1%減と極めて厳しい数字。店頭からもハッキリと客足が減ったことが感じられる程、状況は深刻です。。。

安全と信頼をモットーにブランド展開してきたスバルにとって、今回の問題はユーザ心理に大きな影響を与えているようです。皆様にスバルをお勧めする立場として、誠に残念でなりません。ご心配をおかけしている皆様に、心よりお詫び申し上げます。

>>完成検査および燃費・排出ガス測定に関わる不適切事案について

 

米国で商標登録された「EVOLTIS」とは何物?

新型フォレスター 中国仕様車 INTELLIGENT BOXER
コチラは新型フォレスターのe-BOXERの中国仕様車。EVOLTISは、コレでは無い。

スバルが北米で登録したとされる「EVOLTIS」なる商標が話題を呼んでいます。登場直後の新型フォレスターのハイブリッド(スバル呼称:モーターアシスト仕様車)と勘違いしそうですが、EVOLTISとはいったい何者なのでしょうか。

実は、このEVOLTIS。スバル初のPHVなのです。新型フォレスターのHVとは全く異なり、アライアンス先のトヨタの技術を活用した、スバル初のフルハイブリッド+PHVとなる予定です。目的は、ZEV規制への対応。

ZEV規制とは、アメリカ・カルフォルニア州が独自に定めるもので、自動車に対するものでは世界でもっとも厳しいレベルの環境保護規制です。州内で一定台数以上を販売するメーカーに対して、販売台数の一定比率をZEV(EV及びPHV)である事を義務付けています。

米国市場の業績好調により、スバルもZEV規制への対象メーカーに加えられる可能性があり、これに先んじてのPHV投入です。この事は、中期経営計画「際立とう2020」にも記載されており、この後にはフルEVの投入も予定されています。PHVが、XVになるか、フォレスターとなるかは不明ですが、少なくとも直近の登場は間違いないようですから、期待しましょう。

ただ、一頻り残念な情報が。。。PHVの投入が、国内販売はおろか米国全州での販売もされないだろう、というのです。ZEV規制対応目的の為なのか、リスク回避の為なのか、それともトヨタとのアライアンスが上手く行っていないのか。。。どう贔屓目に見ても、このご時世にフルHV/PHVをライナップしないメーカーは、明らかに「負け組」のイメージ。早期の全世界販売をお願いしたい、というのが営業マンの切なる願いです。

2017年度決算発表資料1
SUBARU

[2018年5月11日PM追記]決算発表資料上で、THS搭載の「Plug-in Hybrid」が発表されました。搭載モデルは、やはりXV。パワートレインは、2.0LNA+THSの組み合わせと思われます。「エンジンは水平対向エンジン」との注記がある通り、ボクサー+THSという初のドライブトレインが誕生します。

やはり、販売は米国に限られるようです。FR系THSをベースに、スバル専用にカスタマイズされていますから、少なくない投資をしているはずで、将来的には他モデルへ普及するはずです。その時まで、気長に待つ他ないでしょう。

ただ、トヨタとのアライアンスの関係上、国内販売を認めてもらえていない、という事も考えられます。現在、THSの供給を受けているのは、マツダのみ。そのマツダが、競合するスバルへのTHS供給に難色を示す可能性はゼロではないでしょう。その場合、スバルの国内販売は厳しい状況が続くことになります。

 
 

アセントがSIAにて、現地生産を開始。初期受注は、既に4000台。

スバル アセント スバル アセントとアウトバック
スバルの大型SUV、アセントの現地生産が開始された。アウトバックよりも、明らかに一回り大きい。

そんな米国市場では、アセントの生産が遂に開始されています。既に、4000台の受注があるようで、今後も順調に販売を伸ばしていくことでしょう。2.4L直噴ターボを搭載し、10平方メートルの巨体に3列シートを備える大型SUV。フォレスターでは小さ過ぎる、そんな需要にピッタリのアセントの成功は間違いないでしょう。

アセントに関しては、事ある毎に「北米専売車」と表記されており、スバルの意志が固いことを伺わせます。多くのスバリストの微かな希望を裏切って、国内投入はあり得ないでしょう。

3列シート車は、現在のスバルの国内ライナップには存在しません。直近まで異例の長期モデルとなったエクシーガがありましたが、昨年末でこの命脈も遂に途絶えてしまいました。3列シート車のラインナップは、お客様のライフスタイルの変化に対応するには必須。OEMでもイイのですが。。。

すべてのお客様に、生涯スバルに乗っていただきたい。それが、スバルの営業マンの願い。でも、それは果たせぬ夢。小生は子供2人家庭ですが、3人目はガマンしています。だって、スバルに乗れなくなるから。。。

 
 

新型フォレスターは、間もなく先行予約受付開始。

新型フォレスター 中国仕様車
新型フォレスター 中国仕様車。

SK型新フォレスターは、間もなく予約開始となる見込みです。国内では、2.5LNAモデルが3グレード、モーターアシスト仕様のe-BOXERが1グレードの構成となります。各営業マンには、既に社外秘情報として届いていますから、詳しくは店頭でお尋ね下さい。但し、e-BOXER車の出荷が、2.5LNA車よりも遅れて始まるのは確かなようです。

北米仕様車を見る限り、各グレードはエクステリア・インテリアのアレンジによって、色濃くキャラクター分けが行われるようです。最上級グレードにはe-BOXER搭載車を据える他、撥水仕様インテリアを持つX-BREAKも引き続き設定されます。詳細が気になる所ですが、国内発表を待つとしましょう。

来年には真打ちRAV4が国内復活を果たし、遂にトヨタが全力攻勢を開始します。国内のミドルSUV市場は世間の関心を集め、戦況は一気に厳しくなることでしょう。

デザインが「代わり映えしない」とか言われてますが、安全性能と走破性能で他を圧倒する性能を誇る新型フォレスター。ホンモノ志向のSUVとして、どれだけ独自性を打ち出せるか、スバルの戦いぶりに期待しましょう。

 
 

新HV、その名はe-BOXER。先代HYBRIDの進化版。

新型フォレスター e-BOXER

e-BOXERは、XVにも登場予定です。その登場時期は不明ですが、市販前提モデルが北京モーターショーで既に公開されています。

初代XV HYBRIDは、スバル初の独自ハイブリッドシステムを搭載して、2013年に華々しく登場しています。システム容量が限られたために、燃費志向ではなく、パワーアシストを意識した仕立てになっていました。燃費効果は限られていたものの、高速域でのトルクフルな走りはガソリン仕様を遥かに凌駕するものでした。

新たに登場するe-BOXER仕様は、このHYBRIDシステムの進化版です。基本パッケージは、キャリーオーバーされる見込みですが、進化の度合いが気になります。

ニュルブルクリンク24時間は、5月12日夜スタート。

NBR 24H WRX STI ニュルブルクリンク24時間
今年も、スバルファンお楽しみの日がやってくる。

ニュルブルクリンク24時間は、今週末。今年も、スバルはWRX STI NBR仕様でSP3Tクラスに参戦します。もちろん、24時間ライブ中継が行われる予定です。WRX STIが、今年も皆様の声援のもとゴールを目指して、激走します。

スバルのエントリーするSP3Tクラスでは、残念なニュースがあります。最大のライバルであったLMS EngineeringのAUDI TTが、今年は参戦しないのです。MSC Sinzigという名のエントリーがありますが、コチラはプロ志向とは違う様子のクラブチーム。スバルに、はっきり言ってライバルは不在。競う相手がなくてはレース全体の評価はできない訳で、参戦意義が薄れたのは間違いありません。

SP3Tクラスは、2000cc以下のターボ車で争われるクラス。空力付加物やボディの拡幅等の改造が可能なため、レーシングガレージが独自制作した車両で競われてきました。ところが、このクラスのエントリーは減る一方。。。

 

主流は、市販レーシングカーへ移行済み。

2018 BTCC Rd.3序盤
SuperGTで、GT3規定のBMW M6とAUDI R8を追う、JAF-GT規定のBRZ。GT3は、6000万円で誰でも購入可能。

それもそのハズ。近年の主流は、市販レーシングカー。FIA-GT3やSRO-GT4、TCR等のメーカー関与の市販レーシングカーは、信頼性や性能、保証制度を含めて参戦がラク。統括団体が性能均衡化を図っているで、車両のポテンシャルを気にせず購入可能。腕に自身があって、5000万円の資金があれば、誰でも始められる。それが、最新市販レーシングカーの魅力です。

国内でも、SuperGTのGT300クラスや、S耐久、AsLMSC等々のレースに参加可能な為、市販レーシングカーはアジア全域でマーケットが急拡大中。トヨタやホンダ、日産も、積極的に市販レーシングカーに関与していくことを明らかにしており、今後も成長が期待されています。

となると、スバルは来年以降どうするのでしょうか。総合順位を競うには、2Lターボでは明らかにポテンシャル不足。背の高いボディと四輪駆動の重量も、大いに足かせになるでしょう。かと言って、現経営陣はモータースポーツに高いプライオリティを与えておらず、市販レーシングカービジネスなど夢のまた夢。それに、STIではそもそも役不足。。。

来年は、HV-AWD搭載の次期WRXのコンセプトモデルをSP-Xクラスで走らせる?現実性が低いようですが、実際には最適解かも知れません。

 

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