スバルショップ三河安城の最新情報。スバルは、どうなってしまうのか。| 2018年6月7日更新

 
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自動車は、どう進化すべきか。

自動車は、どう進化すべきか。
 

文責:スバルショップ三河安城 和泉店

お問い合わせ:0566-92-6115

担当:余語

 

スバルは、どうなってしまうのか。

新型フォレスターの登場を間近に控えた、この時期。スバルへの風当たりは、日増しに強くなる一方です。昨年秋以来、懸案の検査不正問題に時間がかかっているのが、その理由。5月の国内販売台数は前年同月比39.7%減と、状況は深刻さを増しています。スバルは、6月22日予定で内定済みの役員人事を急遽変更。現代表取締役社長の吉永泰之氏は代表取締役を辞して、会長として懸案の解決に全力を投じることになります。

全国のスバルファンの皆様にとっては、辛いニュースが続く毎日。スバルの販売の一端を担う一人として、ファンの皆様に心より深くお詫び申し上げます。

スバルファンの皆さんが深く愛し、信じてきたスバル。私たちのスバルは、この先どうなってしまうのでしょうか?

 

華々しい成功と、その裏に潜んでいた歪み。

スバルは、ここ10年で米国市場での販売台数を倍増させています。ガッツリオフロードを走れる走破性と、都会の洗練されたイメージを併せ持つスバルは、SUVを中心に絶好調。某消費者団体誌の高評価も、販売を後押ししています。今や、ブランド別で全米7位に大躍進。快進撃はさらに続き、6位のヒュンダイに迫る勢いです。2016年度には全世界生産台数が100万台を突破、以後100万台体制を維持しています。

ところが、生産台数の急伸に対し、生産設備・生産体制の増強は十分ではなかったようです。今回の一連の問題は、すべて生産現場で起きています。生産現場は疲弊し、士気が低下していたのかも知れません。社内の風通しが悪く、生産現場の声が上層部まで届かなかったことも問題視されています。恵比寿と群馬という地理的要因も、ゼロではないでしょう。

華々しい成功の裏で、気づかぬうちに亀裂が進展していた、のでしょうか。いずれにしても、生産現場の声に真摯に耳を傾けることこそが肝要でしょう。信頼回復の道は遠く長いものになるかも知れません。

 

明るいのびのびとした自由の空気。それが、スバルの源泉。

かつての中島飛行機では、新たな技術を貪欲に取り組む必要性から、肩書の上下を一切問わず徹底した議論が行われました。帝大卒の若い技術者が自由に概念設計しつつ、ベテラン技術者が図面に起こす。互いに呼び合う時は上司も部下も皆、あだ名。

後に日産の技術陣を率いる中川良一は、中島時代の社風について次のように記しています。

「全体に流れる自由な社風である。もちろん組織はあるのだが、組織の中でも別の組織の人でも自由に話し議論することである。こと技術の議論だと先輩も後輩もない、部長も課長も無く自由に議論する空気である。」

「明るいのびのびとした自由の空気の中で若い連中が競争と協調の中で思い切った努力を傾けた。しかもベテラン諸氏のこれを生かし支えた大きな力が組み合ったのである。皆があの頃は良かったというのは全く当然である。」

そんな社風と技術哲学は、百瀬晋六によってスバルでも堅持されました。「エンドレスの人」と称された百瀬は、とにかく徹底した議論を望みました。その結果、360や1000と言った極めて先進的かつ独創的な乗用車が誕生していったのです。

百瀬は次のように語ったと言います。

「とにかく徹底的に考えろと。理詰めで、考えて考えて考え抜け。そして、ひとたび行動を起こしたら自分の信念でつらぬけ。」

その雰囲気は、初代レガシィ/インプレッサの開発ストーリーからも垣間見ることができます。水平対向廃止を訴えた技術者が出社拒否するなぞ、その最たるエピソードでしょう。

上下のない風通しの良さこそが、スバルならではの個性を生み出す源泉だったはずです。失われたのなら、取り戻してほしい。それこそが、スバルファンとしての願いです。

 

スバルらしさとは、何か。その答えは、ファンのみぞ知る。

スバルが、スバルたる所以は何処にあるのでしょうか。その答えは、きっとファンの皆さまが一番ご存知のはずです。

ファンの皆さまならば、スバルに魅了された瞬間があったはず。それこそが、スバルの価値に他なりません。

「あっ、スバルってイイな。」

「もう、ずっとスバルに乗っていたい。」

「やっぱり、スバルは手放したくない。」

そんな感動の数々を、スバルはファンの皆さまに提供してきました。逆に言えば、それほどスバルは皆さまに愛されてきたのです。ファンと相思相愛の関係。フェラーリやポルシェしか成し得ない関係が、スバルとファンの間にもあったはずです。

今、ファンの皆さまはきっと怒っておられることでしょう。何をやっているんだ!あの日のスバルは何処に行った!俺たちのスバルはどうなるんだ!と。

何時如何なる時も、ずっとスバルを愛し、信じ続けてきた。そんなファンの皆さまの思いに寄り添うこと。それこそが、スバルが再びスバルらしさを取り戻す、第一歩になるのではないでしょうか。

 

新中期経営計画の策定は延期。

2014年5月に発表された、新中期経営ビジョン「際立とう2020」の公表から4年。スバルは、経営陣の刷新に伴って新中期経営計画を公表する予定でした。しかし、折りからの検査不正問題の解決と信頼回復が急を要している今、その策定・公表は適切ではないと判断。残念ながら、その公表は延期されることとなりました。

将来計画に関する情報が、ロードマップとして一様に示される新中期経営計画。その公表によって、スバルのこの先5年が明らかになるはずでしたから、延期は残念でなりません。

次世代直噴ターボエンジン、次世代アイサイト、トランスミッションの動向、PHVの国内投入時期等々、気になる情報は数知れず。その方向性次第で、スバルの将来が決まるのですから、一日も早い公表を期待しましょう。

 

新中期経営計画における最大の注目点は、トヨタ。

「海図なき時代」へと突入する自動車工業界。そんな激流の中で、中規模メーカーが単独で生き残ることは不可能。86/BRZに始まったトヨタとのアライアンス。その行く末が、スバルの将来を決定づけるのは間違いありません。

年内には、米国でトヨタの技術支援を受けたPHVが販売され、DENSOと共同開発する次世代EVの投入も計画されています。電動化の流れに抗うことはできません。トヨタの技術協力を仰ぎ、スバルのコンポーネントの電動化を推進する。その中で、如何にスバルであり続けていくのか。スバルのブランド力が試されます。

また、予防安全の領域では激しい技術開発競争が起きています。特に、ビッグデータを積極活用する領域に至るとスバル単独では難しく、他社との連携が不可欠です。しかし、スバルのような中規模メーカーと本格的提携をするメガサプライヤはありません。ここでも、トヨタとのアライアンスが重要になってくるでしょう。

 

文責:スバルショップ三河安城和泉店 営業:余語

 

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