スバルショップ三河安城の最新情報。2020年8月20日、ついに新型レヴォーグ先行予約開始。ベストバイはどれだ!?| 2020年8月27日更新

 
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新型レヴォーグ、遂に先行予約開始。
 
2020年8月20日 ワールドプレミアから10ヶ月。漸くデビュー。
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2020年8月20日、新型レヴォーグの先行予約が開始される。

新型レヴォーグ先行予約開始

2020年8月20日、昨年10月のワールドプレミアから10ヶ月を経て、遂に新型レヴォーグの先行予約が開始されました。新開発の1.8Lターボエンジンと第2世代SGPを採用し、世界最高峰の運転支援機能を実現した新世代アイサイトを搭載。新型レヴォーグはあらゆる新基軸を詰め込んだ、スバル渾身の一作として誕生しています。

その技術詳細は正式発表時に譲るとして、今回はザックリとグレード構成について見ていきましょう。

 

第2世代SGP、新開発1.8Lリーンバーンターボ、アイサイトX。新技術満載の新型レヴォーグ。

新型レヴォーグ SGP フルインナーフレーム構造

まずは、新型レヴォーグの核となる、期待の新兵器をザックリと紹介します。

シャシーは言わずと知れたSGPながら、第2世代へ進化。新たにフルインナーフレーム構造へと刷新することで、強度及び剛性向上を果たしています。この構造は、米国で発売済みの新型レガシィ系で初めて導入されたもので、国内では初お目見えとなります。コロナ禍により試乗会は中止となりましたが、そのポテンシャルは大いに楽しみです。

続いては、エンジン。新開発の1.8Lリーンバーンターボは、先代1.6Lの弱点だった、出足のピックアップの悪さを改善すべく、排気量をアップ。最大トルクを増強するとともに、トルク発生回転域を下げて、実用域での力感を向上させています。また、低負荷域でリーンバーンを積極導入することで、熱効率を改善。実用燃費の改善を狙っています。

そして、アイサイトはハードウェアを完全刷新し、新世代化。カメラの視野角拡大により、最大の弱点であった斜め方向のリスクを低減します。また、前後コーナー部に内蔵したレーダにより、初めて出会い頭のリスクにも対応。また、自転車・歩行者に対する対応力を強化し、世界最高峰の予防安全性能をさらに進化させています。

そして、新型レヴォーグ最大の話題は、アイサイトXと呼ばれるハンズオフ機能でしょう。3D高精度マップとGPS(みちびき含む)を元に、現在位置を高精度で把握。カーブ手前減速を含む、屈指の運転支援機能を誇ります。また、アイサイトX仕様車はメータパネルもフル液晶。センターコンソールの巨大ディスプレイと合わせ、先進的イメージを演出します。

新型レヴォーグ 新世代アイサイト360度センシング 新型レヴォーグ 1.8L CB18 リーンバーンターボエンジン
 

グレード構成は、「GT」「GT-H」「STI Sport」の3種松竹梅式。+「EX」グレード。

新型レヴォーグのグレード構成は「GT」「GT-H」「STI Sport」の3つで、分かりやすい「松竹梅」方式。これに加えて、ハンズオフを実現する「アイサイトX」を装備した「EX」グレード(+35万円※以下、すべて税別)が、各グレードに用意されます。結果的に、3×2の全6グレード構成となります。

ボトムを担う梅は「GT」で、お値段:282万円です。続く竹は「GT-H」で、302万円から。最高峰の松は「STI Sport」で、337万円。価格差はそれぞれ、20万円、35万円となります。よって、ボトムの「GT」から、トップエンドの「STI Sport EX」まで、90万円の価格差がある、やや広めの価格帯設定となっています。

GT

新型レヴォーグ GT

タイヤサイズは、215/50R17。パワーシートは運転席のみで8WAY、メモリー機能はありません。シートヒータは、前席のみ。この他、パワーリヤゲートと各種インテリア照明がレスとなっています。ヘッドライトは機能は共通ながら、非光輝仕様。メーカーオプションで、ナビのみを巨大な11.6インチインフォテイメントシステムとすることも可能ですが、このオプションを選択しても、メータパネルは「針」のままです。

 
新型レヴォーグ GT インテリア 新型レヴォーグ GT シート 新型レヴォーグ GT 215/50R17 ホイール 新型レヴォーグ GT 8WAYパワーシート

GT-H

新型レヴォーグ GT-H

タイヤは225/45R18ですが、サスペンションはノーマル仕様。リヤゲートはハンズフリーオープンパワーリヤゲートを標準装備。パワーシートは、運転席が10WAYでメモリー機能付き、助手席は8WAY。シートヒータは前後席(リヤ中央はなし)装備。ドアミラーはリバース連動、メモリー機能、自動格納機能付き。ペダルは、伝統のアルミパッドです。また、インテリア各部にアンビエント照明が追加されます。オプションで、インフォテイメントシステムと本革シート(ブラック/ブルーステッチ)を選択可能です。

 
新型レヴォーグ GT-H インテリア 新型レヴォーグ GT-H ファブリックシート 新型レヴォーグ GT-H 本革シート 新型レヴォーグ GT-H 225/45R18 ホイール
新型レヴォーグ GT-H 10WAYパワーシート 新型レヴォーグ GT-H メモリー機能 新型レヴォーグ GT-H リヤシートヒータ 新型レヴォーグ GT-H アンビエント照明

STI Sport

新型レヴォーグ STI Sport

言わずと知れた、最高峰グレードです。タイヤサイズはGT-Hと共通ながら、ホイールは専用デザイン。サスペンションには、SACHS製の電子制御ダンパーを採用しており、モードセレクトによって減衰特性の変更が可能になっています。なお、このモードセレクトにはパワステ・エアコン・アイサイト等も含まれます。インテリアは、伝統のボルドーで本革仕様。エクステリアも、各部にSTIロゴを配した専用仕様になっています。

 
新型レヴォーグ STI Sport インテリア 新型レヴォーグ STI Sport 専用本革シート ボルドー 新型レヴォーグ STI Sport 225/45R18 ホイール 新型レヴォーグ STI Sport SACHS製電子制御ダンパー
新型レヴォーグ STI Sport ドライブモードセレクト 新型レヴォーグ STI Sport 専用フロントグリル 新型レヴォーグ STI Sport 専用フロントバンパー 新型レヴォーグ STI Sport 専用マフラーカッター

EX

新型レヴォーグ EX仕様

アイサイトXを搭載するのが、各グレードに設定された「EX」仕様。アイサイトXのハンズオフ機能に加え、ドライバーモニタリングシステム・11.6インチインフォテイメントシステム・緊急時発報システムが搭載されます。

「GT EX」は、317万円(GTに+35万円)。「GT-H EX」は、337万円(+35万円)。「STI Sport EX」は、372万円(+35万円)です。

 
新型レヴォーグ EX仕様 11.6インチインフォテイメントシステム 新型レヴォーグ EX仕様 フル液晶メータパネル 新型レヴォーグ EX仕様 アイサイトX 表示画面 新型レヴォーグ EX仕様 ドライバーモニタリングシステム
新型レヴォーグ EX仕様 アイサイトX 料金所前速度制御 新型レヴォーグ EX仕様 アイサイトX ハンズオフ 新型レヴォーグ EX仕様 アイサイトX クルコン 新型レヴォーグ EX仕様 アイサイトX ディプレイ表示
 

EX仕様の詳細と、アイサイトXの概要。

新型レヴォーグ 新世代アイサイト ヴィオニア製ステレオカメラ 新型レヴォーグ アイサイトX ディプレイ表示
新型レヴォーグ STI Sport インテリア

続いて、「EX」仕様を詳しく見ていきましょう。話題のアイサイトXは、スバル渾身の新兵器。今回はver.4と思いきや、「X」とのこと。何処かリンゴの香りが漂いますが、革新的進化を表現した結果、と捉えることができるでしょう。

これまで、アイサイトはスバルと日立オートモティブとの共同開発により、着実に進化を遂げてきました。2010年登場のver.2では、プリクラッシュブレーキを実現。続く2014年のver.3では、視野角拡大とカラー画像認識を導入。白線認識による車線中央維持機能(60km/h〜)が実現しました。また、より遠方・早期にターゲットの動きを認識することで、クルコンの速度制御が進化。よりスムーズな作動が実現しています。続いて、2017年のver3.5では車線中央維持機能の作動速度域が0km/h〜拡大。先行車or片側白線での進路維持、3秒以内の自動再発進機能など、新機能も追加搭載されて、より有効性が増しています。

ただ、拡張に拡張を重ねてきたアイサイトのプラットフォームは、既に限界に達していました。更なる進化を実現するには、ハードウェアの全面刷新が不可欠だったのです。

そして、2020年。カメラユニットはヴィオニア製へと変更され、視野角が大幅拡大。ECUも換装されて、処理能力を一気に拡大。さらに、前後方コーナー部に配されたレーダにより、スバルでは初めて360度センシングを実現。これに伴い、膨大な情報を高速処理し、周辺状況を精度良く把握しつつ、これらの未来予測を行うため、ソフトウェアは新たにゼロから設計し直されています。これにより、出会い頭等、カメラ視野角外のリスクに新たに対応しています。

加えて、アイサイトX仕様では、新たに3D高精度マップを搭載。GPS等により自車位置を高精度で把握することで、高速道路上での「先進運転支援システム」を実現。ハンズオフ機能を実用化しています。ただ、肝心のハンズオフ機能が使えるのは、50km/h以下のみ。。。恐らく、これ以上の速度域でも問題なく作動するのでしょうが、敢えて制限が設けられています。

EX仕様では、ハンズオフ機能に関する情報を表示するため、メータパネルはフル液晶。この他、ドライバーモニタリングシステム・11.6インチインフォテイメントシステム・緊急時発報システムが標準搭載となります。

 

アイサイトXは、絶対に必要か、それとも。。。

新型レヴォーグ GT-HとSTI Sport

果てさて、今回の新型レヴォーグ。最大の論点は、アイサイトXで間違いないでしょう。アイサイトXは、要るや要らずや?付けるがトクか、付けぬがトクか。。。?

もちろん、マイカーは「商売道具」ではありません。予算は潤沢にあるし、いちいちコスパを気に掛ける必要はない、という方もいらっしゃるでしょう。小生の私見など、どうでも良い!そういう方は、是非是非読み飛ばして下さいませ。

まず、アイサイトXのオプション価格は、+35万円の設定。例えば、「GT-H EX」と「STI Sport」は全く同額の337万円です。アイサイトXを諦めるのであれば、GT-Hではなく、STI Sportが購入できるのです。これは、本当に悩ましい処。。。

ポイントとなるのが、ハンズオフ機能が50km/h以下・高速道路上に制限されていること。つまり、年間を通じて高速道路を利用する機会がどれだけあるのか。これによって要否が変わってくるのです。例えば、高速道路の50km/h以下での走行機会が長期連休だけだとすると、ハンズオフを使うのは年間3往復・6回のみ。所有を5年に限れば、精々30回程度。1回当たり1万円を超えてしまいます。。。

そもそも、非EX仕様でも先代後期型の「ツーリングアシスト」以上の能力を備えています。ステアリングの常時保持は基本ですが、0〜135km/hと広い速度域でライントレースが可能です。3D高精度マップを参照する訳ではないため、自動車専用道路であれば何処でもスグに使えます。ですから、EX車であっても、結局はこちらの機能を使う機会の方が多いはずです。

もう1点、重要なポイントがあります。EXに標準装備のインフォテイメントシステムは、巨大な11.6インチ。ところが、余裕たっぷりに見えて、実質的には表示幅は7インチ。テレビ・DVDや、マルチビューモニターを表示する際には、9インチのディーラーナビよりも格段に小さくなってしまうのです。加えて、HDMI入力がなく、CD/DVDユニットはオプション設定。。。

これを含めて考えれば、ベストバイは安直に「EX」とならない事をご理解頂けると思います。また、メーカーオプションで、非EX車にインフォテイメントシステムを選択することも可能ですが、これは余りオススメではない、と考えることもできます。

 

2.5Lは残念ながら、米国仕様のみ。

新型レヴォーグ STI Sport リヤビュー

では、ベストバイのグレードは、一体どれなのでしょうか?

やっぱり、誰もが欲しいのが「STI Sport」でしょう。それに、新型レヴォーグの魅力を存分に味わうのであれば、その全てを満載にした「STI Sport EX」一択です。当然ながら、最高峰グレードは再販価格が最も高値安定する傾向にあります。もちろん、再販を重視するのであれば、ボディカラーはパールホワイトかブラックを選ばねばなりません。

ここで、契約時の価格をザックリ概算してみましょう。税金・登録費用・最低限オプション(ベースキット+ナビ+マルチビューモニタ+ドラレコ)を計算してみると、非EXでは+100万円程度、EXで+95万円程度が想定されます。すると、導かれるのは次の金額。「GT」は382万円、「GT EX」は422万円。「GT-H」では402万円、「GT-H EX」では442万円。「STI Sport」では437万円、「STI Sport EX」では、477万円。点検パックを除けば、この程度が大凡の予算総額となるはずです。

では、改めて装備差を考えてみましょう。

まずは、エクステリアです。「GT」だけは、17インチ仕様。これは、外観でもスグに分かるはず。じゃぁ、「GT-H」とすると、タイヤは同サイズでも「STI Sport」との差は歴然。となると、折角奮発するなら「STI Sport」に乗りたい、となるのが心情でしょう。結果的には、「STI Sport」が最善の答えになります。

続いて、走りの面で考えてみます。今回、「STI Sport」のみが搭載しているのが、走りのキャラクターを激変させられる、ドライブモードセレクト。モードセレクトによって、エンジン・ミッション・パワステ・ダンパー・AWD・アイサイト・エアコンの特性が変化させられます。また、これらセッティングを自分好みにして保存できる機能もあり、より積極的に新型レヴォーグを愉しむことが出来ます。また、SACHS製電子制御ダンパーに加えて、デフの制御もSportモードが新採用。これも、「STI Sport」のみの専用装備です。

次は、インテリア。やっぱりスペシャル感があるのは、ボルドーカラーの「STI Sport」でしょう。これが好みでない方は、「GT-H」のブラック系インテリアの本革仕様もありかも知れません。ここで注意したいのが、「GT」のレス装備。パワーシートが運転席のみとなる他、シートヒータも前席のみ。パワーリヤゲートも非装着です。

 

新型レヴォーグならば、やっぱり「走り」を味わって頂きたい。。。

新型レヴォーグ STI Sport フロントビュー

最後にすべてを総じてみましょう。小生のオススメは、敢えて非EXの「STI Sport」とします。確かに総額437万円は高額ですが、「GT-H EX」よりは5万円安。それに、アイサイトXを使う機会は限られますから、実用上で差を感じることは殆ど無いはずなのです。

そして、最後のポイントが高出力仕様です。その登場がいつになるか、どういったものか、それは分かりません。ただ、その存在は既に明言されています。もし、それが+40万円程度なのだとしたら....。「STI Sport EX」を購入した後に、高出力仕様非EXの「STI Sport」なら買えたやん!との後悔に苛まれるかも知れません。

アイサイトXは、確かに素晴らしい技術的進化です。革命的だし、革新的だし、挑戦的です。加えて、+35万円というオプション価格も、他メーカと比較すれば完全に「バーゲンセール」です。

ただ、スバル本来の愉しさは、その「走り」にあると信じたい。残念ながら、私ども向けの試乗会はコロナ禍で中止となりましたが、各種媒体の試乗レポートでは相当のポテンシャルが感じられます。ならば、ならばこそ、その「走り」を味わって頂きたいのです。

だって、その「走り」の良さは、高速道路でなくても、50km/h以上でも味わえるのですから。

 

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