スバルショップ三河安城の最新情報。JAPAN MOBILITY SHOW 2023 出展概要| 2023年10月12日更新
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4年ぶりの開催!スバルはどんな未来を見せるのか?
スバルは10月10日、2023年10月25日に開幕する「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」の出展概要を発表しました。
これまで、東京モーターショーとして長らく親しまれてきた自動車産業最大のイベントは、自工会会長豊田章男氏の呼びかけにより自動車の新時代を切り拓くべく、新たにジャパンモビリティショーとして生まれ変わります。実に4年ぶりの開催となる今回は、「乗りたい未来を、探しにいこう!」をテーマに、東京ビッグサイトにて10月25日(一般公開は26日から)〜11月5日まで開催されます。
スバルが公表した主要出展車両は、計6台。このうち、現行モデルが5台、BEVが2台、SUVが5台と、これまでにない出展内容となっており、SUV及びBEVに傾注するスバルの戦略を如実に示すものとなっています。また、モータースポーツ参戦車両は、OEMの垣根を越えて別ブースで集中的に展示されることとなっています。
注目は、SUBARU SPORT MOBILITY Concept。
JMSで初お目見えとなる車両は、1台のみ。「SUBARU SPORT MOBILITY Concept」と呼ばれるこのコンセプトモデルは、参考出品。「電動化時代も、日常から非日常まで意のままに運転し、いつでもどこへでも自由に走って行ける愉しさを表現」し、「安心できるからこそ、ワクワクするような新しい挑戦ができる。SUBARU SPORT価値の進化を予感させるBEVのコンセプトモデル」であるとしています。
このコンセプトモデルは市場投入を目的としたものではなく、何れ発表されるであろう自力開発のBEV技術を暗示するもの。そして、BEV時代だからこそ実現できる、スポーツドライブの新しい価値を提案するものとなります。つまり、その解釈こそが、BEV時代のスバルのあり方を示すものとなるはずです。
公開されたイメージから紐解けば、相当にコンパクトなモデルであることが分かります。キャビンは特にタイトで、ホイールベースもかなり短く感じます。その一方で、トレッドはかなり広めで、ワイドさが強調されています。大凡、マツダ・ロードスター程度のサイズ感でしょうか。
一点疑問なのは、BEVにこの長〜いボンネットは必要なのでしょうか?そもそも、ロングノーズ・ショートデッキという、古典的なFRの方程式は、メカニズムを背景とするもの。プロペラシャフトを持たないBEVならば、もっと自由にドライバーオリエンテッドなパッケージングが創造できるはず、と思うのは小生だけでしょうか。
既存モデルばかり。ちょっと寂しさ漂う出展内容。
この他展示されるのは、2台のレイバックと仕様変更を行うソルテラ、フォレスターの新発表特別仕様車とクロストレック。これら5台には特別な記載がないため、これまでのTMSで展示されてきた既存車種の「魔改造シリーズ」の出品はないようです。4年ぶりのモーターショーですが、ちょっと寂しいブースとなりそうな予感があります。
2030年BEV販売台数50%という目標の達成のために、スバルの社内は大あらわ。組織変更も大胆に実行されており、大規模にトヨタへの出向も行われています。その影響か、マイナーチェンジでのデザイン変更は今後行わない見込み。レヴォーグ/WRX、アウトバックの後期型の展示がないのも、そのためと思われます。また、STI系の展示がないのは、1月開催の東京オートサロンを念頭に置いたものと思われます。
展示内容を見て思い出したのは、2022年の東京オートサロンに展示された「STI E-RA CONCEPT」というモデル。ニュルブルクリンクのタイムアタックを目的に開発するとされた、サーキット専用BEVです。このプロジェクトはその後一切音沙汰ありませんが、もう中止されてしまったのでしょうか。。。